大浜航希
尾崎豊にまつわる言葉を 独自の目線で考察するマガジン。 幸せとは、生きることとはどういう事か? 哲学っぽい話も語ります。
森山直太朗さんの「さもありなん」をきっかけに ロストケアという映画を見た。 介護を必要としている人を介護士が殺めてしまう物語。 自分が当事者だったらどうするだろう、と考える。 社会は見て見ぬふりをして、苦しい介護生活でも「家族だから当たり前」と 救いの手を差し伸べられずに闘う状況になったとしたら。 殺人はいけないこと。そんなことはわかっているけれど、 どうしようもない状況に陥ってしまったらどうするのか。 死ぬこと、死なせてあげることに救いを 見出さざるを得ないのかもしれ
最近、尾崎豊さんの楽曲を実はあまり聞いていなかった。大好きなんだけど、彼の曲はテーマやメッセージが非常に重い。 「あ、とりあえず聞くか」とはなれないエネルギー溢れる楽曲ばかり。 切羽詰まって心が折れそうで、常にエネルギーが枯渇していたような、、そんな高校生の頃の自分に特に刺さって。毎日彼の楽曲を縋るように聞いていて本当に助けてもらっていた。 今日のライブで久しぶりに曲を聞いたら、 一気に高校生の頃の自分に戻ってしまったような感覚だった。80年代、尾崎さんと共にやられていた
昨年、OZAKI30という尾崎豊さんの展示会が全国で開催された。彼が亡くなって没後30年という節目の年に、もう一度彼の残した作品や背景に触れて今を生きる人々と尾崎豊さんという人物を見つめ直すというもので、多くの人々と尾崎豊について分かち合う良い展示会であった。 僕は東京、埼玉の2ヶ所で行われた展示会に計3回ほど足を運んだのだけれど、どの会場でも小学生から80歳くらいまでの幅広い年齢層の多種多様な人々が訪れていて驚いた。そして尾崎豊さんの残した物が何故これほど後世に影響力を与
僕は尾崎豊さんの事が好きで、彼のことについて語るのが今は楽しいですが以前はそんな事はありませんでした。 以前、ひょんな事から尾崎豊さんのことを語り出した時の事。 "えっ、あの盗んだバイクで走っちゃう人が好きなの?そういうタイプなんだ〜意外!" とか "尾崎豊って危ない人っぽくない?" など言われ、、 ダメだ。話しても彼の魅力は伝わらない。ちくしょーー!笑と、自分の中で分かってもらえない悔しさがドッと出てきてもう話したくないなという感情に支配されていました。 自分
愛するという事は自分を捨てること 親子の熊が河原でエサを探して、子熊のために親熊が岩を持ち上げている間その下にいるサワガニを子熊が食べていた。その瞬間親熊が猟師に撃たれ弾が命中した。しかし撃たれても尚、子熊が下敷きにならないよう親熊は岩を持ち上げたまま耐えていた。 この話を聞いた尾崎豊さんは、その親熊の本能は愛なのかもしれないと思い、究極の愛とは自分を捨てる事から始めなければならないのではないか…?と考えたそう。 愛とは一体何なのか?尾崎豊さんを通して僕も考え始めました
人間の言語は過去を物語るもので、 原始内部に起きている連鎖反応を認識するには 充分ではない 「え?😮」 と、思われた方が沢山いらっしゃるでしょう。 僕もよく分からず5〜6時間この言葉の意味を考え続けていました(長い) 尾崎豊さんはこういう哲学的というか、パッと聞いて理解できないような難しい言葉を話すことがあります。 だから、僕自身凄く考えてしまいます。この言葉の意味についてただただ考えて僕の解釈を述べる…そんな内容です。 彼の音楽プロデューサー・須藤晃さんはこ
今日、4月25日は尾崎豊さんの命日。 今年で没後30年。 いつかお墓参りに行きたいと思っているけれど、ほんの少し勇気が必要。なんだか尾崎豊さんに直接会うような気分になって少し躊躇う。 "僕はいつも自分の心に素直に生きれているだろうか、尾崎さんの音楽を聴いて僕は変われているだろうか、ちゃんと成長できているだろうか。" そんな事ばかり考えてしまう。 尾崎さんの音楽に触れることは自分を見つめることと同じ。だから胸を張って、しっかり自分の言葉を話せるようにお墓参りにいつか行
"麦本三歩の好きなもの"という小説がある。ちょっと天然だけど小さな幸せを見逃さない主人公・三歩の日常をユーモアたっぷりに綴った物語。 三歩は好きなものをとにかく愛でる、普通の女の子。きらびやかでは無いけど、繰り返しの日常の中の変化を分かりやすく書いているから、毎日は似ているようで違う日という大事なことを教えてくれる。 今日はそんな三歩の役を表紙で演じた方が語ったこの言葉にハッとさせられたのでご紹介したい。 "自分はこれが好き、だから他は好きじゃないって決めつけちゃうのは
子どもの頃、なぜ大人はビールを飲むのか疑問に思っていた。"それって美味しいの?"とよく周りの大人に聞いても、決まって"苦いよ。でも、疲れた後に飲む喉越しがよくてやめられないんだよねぇ🍺"という返答が多かった。 時はながれ僕もビールを初めて飲む機会があったが、案の定苦さが勝り、大人達の言う"喉越し"の意味はその時分からなかった(笑) "喉越しって何なんだろうなぁ" と、ふと考えていたそんな時、尾崎豊さんがあるライブMCでお酒にまつわるこんな漢文を言っていたのに出会う。
僕は空を見るのが好きで、外に出て一人で歩いているとしきりに空を見上げてしまう。 「あの向こう側には何があるんだろう」 「空ってどうしてこんなに広いんだろう」 みたいなことを散歩中ぼやーっと考えている。笑 遡ると子供の頃、当時住んでいたマンションのベランダで兄弟そろって天体観測をしていた。狭いベランダに子供用のプラスチックで出来た緑色のテーブルを並べ、その上にお菓子や飲み物を置き、子供二人が入れるくらいのビーチ用のテントを張りプチキャンプのように寒空の下、仲良く星を眺め
今日の小話小学生の頃、兄弟で近くの書道教室に通っていた。5歳上の姉と2歳上の兄がいて、2人がやっていたから自分もやると言い出したらしい。なんとも子供らしい理由だ。 結局小学校を卒業するまでの6年間習う事になるのだけれど、これといって字が上手くなった感覚はないしむしろ癖が強い個性的な書体になった気がする。 自分の字は嫌いではない。(もっと綺麗に書きたいけどw)きっかけはどうあれ習字を習って自分を知る事ができて良かったと思っている。 尾崎豊お気に入りの漢文ちなみにだが、尾崎
小学生の頃、放送委員という係をやっていた。朝、全校生徒に向けた挨拶をこじんまりとした放送室からお送りするあの係だ。 僕はこれが大嫌いだった。当番の日は朝から震えてトイレから出られない日もあった。 放送室には自分1人。しかしマイクの向こうは数百人の生徒&先生方。目の前にいない相手に自分の言葉が届いてしまう事の緊張感がとてつもなかった。 だから今でも、目の前にいない相手に届けるのは一定の緊張感と一定のお腹の痛さを抱えている。笑 そんな事を想像しながら、お気軽にお読みいただ