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あえて紙の本を読む

最近はスマホでなんでもできるようになり、目的もなくスマホでヤフーニュースを見て、気づいたらこんな時間に!ってなることが多いです。
便利な反面、常に大量の情報を頭に入れていて、僕は頭が疲れたと感じることがしばしばあります。そのため、頭をリフレッシュするために寝る前や通勤中の電車の中で、紙の本を読み、頭に入る情報を少なくしています。
電子書籍も試しましたが、ブルーライトで目が刺激を受けるのか、僕は余計に疲れてしまいました。なので、あえて紙の本を読んでいます。
今回は僕が最近読んだ本の中で、皆さんに共有したい一冊を紹介したいと思います。

本日は、お日柄もよく 原田マハ

原田マハさんの『本日は、お日柄もよく』は、スピーチライターという職業を通して、言葉の持つ力を描いた小説です。スピーチライターとは、スピーチの原稿を考える職業です。

この小説は、スピーチの中で使われる「言葉」に焦点を当てており、一言一言の選び方や表現がどれほど人々に影響を与えるのかを描いています。同じ内容でも、言葉が違うだけで全く異なる印象を与えるといったように言葉が持つ力をこの本は教えてくれます。

この本を読んでの感想

この本を読んで、率直に「言葉のプロフェッショナル」であるスピーチライターという仕事が、かっこいいなと思いました。
僕個人の話をすると、高校の頃は本を読むのが嫌いで、ほとんど読書をした記憶がありません。そのため、国語の授業も嫌いで、基本的に受け身の学習になっていたと思います。また少しでも難しいと思った文章はことごとく避けてきました。しかし、この本を読んで国語(言葉)をもっと勉強しておくべきだったと痛感しました。
プライベートでも仕事でも、言葉は誰に対しても必要不可欠なもので、言葉を介して相手の意見を聞き、自分の意見を伝える。これは皆さん全員がするシンプルなことですが、選んだ言葉ひとつで、相手の受け取り方が大きく変わり自分も大きく変われる。このような言葉を学ぶことができる国語という教科はとても重要であると気づきました。

「言葉っていうのは、魔物だ。人を傷つけも、励ましもする。本やネットを目で追うよりも、話せばなおのこと、生きた力をみなぎらせる。この魔物をどうあやつるか。それは、話す人次第なのだ」

本日は、お日柄もよく 原田マハ


学生の頃にサボっていた分、この月一のnote投稿を通して、拙いなりにも自分の意見や感情を伝える力を身につけることができたらと思っています。
今からでもまだ遅くないはず…!!

印象に残ったフレーズ

最後に、この本で覚えておきたいと思った言葉をみなさんに共有します。この本には、言葉の大切さを感じる以外にも、数多くの印象的なフレーズがありました。定期的に思い出すためにも、この本は何度も読み返したいと思います。

「困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。
三時間後の君、涙がとまっている。
二十四時間後の君、涙は乾いている。
二日後の君、顔を上げている。
三日後の君、歩きだしている。」

本日は、お日柄もよく 原田マハ

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