ありがとうの前後
以前、伯母から「あなたの言葉には"飾り"がない。もっと"飾り"を付けて話しなさい」と言われた事がある。
言葉の"飾り"とは、なんだろう。
回りくどい言い方は伝わらない、とされているが、言葉がストレート過ぎても伝わりきらない事も多い。
ストレートな言葉だけでは、その他に感じている心の動きを相手には伝えきれてない。
「ありがとう」
の気持ちを伝える時、「ありがとう」の言葉だけでは伝えきれない、伝わりきらない思いがある。
そう思うようになった。
「ありがとう」だけより「嬉しい!ありがとう」
の方がより気持ちが伝わる気がするのだ。
「ありがとう」だけより「ありがとう、助かりました」
の方がより気持ちが伝わる気がするのだ。
そうなると、
今までの「ありがとう」だけの「ありがとう」では、気持ちを伝えきれてなかった。
ということになる。
「気持ちを伝える」ことは、自己満足かもしれない。
相手のためではなく、自分のために伝えるのかもしれない。
それでも。
少しでも相手に、他者に伝えたい。
そう思うようになった。
元コミュ障、今でもかなりコミュ障ぎみである私。
どう自分の気持ちを言葉にしたらいいのか、分からない時が多すぎる。
それでも、伝えたいと思うようになった。
今日会えたからといって、明日また、今度また会えるとは限らない。
今日伝えられたからといって、明日また、今度また伝えられるとは限らない。
会えることも、伝えられることも、
今日が最初で最後のチャンスかもしれない。
そう思うようになった。
今度、会える時があったら、あなたに伝えたいことがある。
「今日は、ありがとう。あなたに会えて嬉しかった」
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