大切なもののありか

私は、目の前にある大切なものから、
目を背けるクセがある

大切であればあるほど、
そこから逃げだしたくなるのだ

失いたくないと思えば思うほど、
他の何かに逃げたくなる

大切なものとの距離

大切なものと、
向き合うことが怖いのだ

大切なものと向き合って、
自分をさらけ出すことも

大切なものと向き合って、
側に居られなくなることも

大切なものと向き合って、
相応しくない自分であると知ることも

大切なものとの距離が近くなると、
怖くなり離れたくなってしまう

近づきたいのに、離れたくなってしまう矛盾

このまま逃げていてもいいのだろか

大切なものから逃げる時、
大切なものが、壊れる姿を想像してしまう

不安が不安を呼び、
ありもしないネガティブな感情がエンドレスで流れていく

このまま逃げるのも、留まるのも、向き合うのも
決められるのは自分だけだ

今、この瞬間の奇跡

大切なものが、
いつまでも目の前に存在するとは限らないのだ

遠く離れて、手も声も届かなくなる日が、
明日来るかもしれない

いま、この瞬間が奇跡であるかもしれない

そう知っている、気づいているはずなのに、
同じ事を繰り返してしまう

大切なものと向き合うために

もう逃げるのはやめよう

悲しみの淵で泣くより
目の前の大切なものと笑顔で話せるように

大切なものは、
心の中の扉の中で、あなたと逢うのを待っている

大切なものを心から大切にしたいと感じるなら、
傷つくことを
愛することを
恐れず
勇気を出して一歩前へ