自分にはちょっといいラベルを
読書記録9日目
発達障害グレーゾーン
著者 姫野桂
大学で本格的に心理学を勉強しはじめて
障害者心理学という科目を昨年履修していた。
単純に気になる。障害とは何か、そして当事者はどのようなことを考えているのか、と。
そんなときに見つけた本。
発達障害グレーゾーン、、??
グレーゾーンとは?なんだ??
簡単に言うと、発達障害と医学的に診断されてはないものの、他の人に比べて生活の中で困難なこと、ズレが多く苦しんでいる人。
しかし、それを障害だと本人も周囲も気づいておらず本人は必要以上にストレスを抱えている。
発達障害の傾向がある人。
内容
近年、NHKが特集するなど話題になることが多い「大人の発達障害」。
「学生時代は大丈夫だったのに、社会に出たらミスばかりする」
「雑談が苦手で、周りから“空気が読めない人”と言われてしまう」
「衝動的にカッとなったり、一か所にジッとしていられない」
そういった悩みを抱えた人が今、「自分もそうかも?」と専門外来に殺到し、病院によっては数か月待ちという状況すら生まれています。
しかし、発達障害の“傾向”を指摘されながら、正式な“診断”には至らない「グレーゾーン」と呼ばれる人たちが相当数いるのをご存じでしょうか。彼らの多くは「クローズ就労(=会社には隠した状態)」で働き、「家族や友人にもなかなか理解してもらえない」という困難を抱えたまま暮らしています。そして、「自分もそうかも?」と思う人は、かなりの確率でこのグレーゾーンに当てはまる可能性があるのです。
なんだか、いっそのこと発達障害というくくりに入れてくれ!という人は結構いるのではないかと思う。
診断さえ貰えば、仕事も配慮してもらえるし、グレーゾーにいる人たちは発達障害だからできないことよりも一般人と比べてできないことの方が苦しいのではないかと。
あと、発達障害って独創的で、表現力の長けてる人というイメージもあるではなかろうか?
エジソンとかモーツァルトも発達障害だったらしいとか、結構知ってる人もいるはず。
でもそうでない人もたくさんいる。
なんだか難しいのだけど、障害とかくくりができるとどうしても他のものと比べてしまうし、それに当てはまらなければ、それ相応の援助をしてもらえないし、、
ううん、
障害を持つ人は決して弱い人ではない。
でも、強い人でもないかもしれない。
優しい人かもしれないし、そうでない人もいる。悪いことをする人もいる。でも良いことをする人もいる。
人を見るときできるだけ平たく見たい。
この前、西加奈子さんのエッセイの感想でもいったけど。
でも、かわいい、かっこいい、大人、子供、障害者とか、世の中はラベリングである。
平たく見たいけどラベルに分類されて
優劣、強弱をつけてしまう。
どうしようもない。
さらにどこにも属さない、グレーゾーンの領域もある。
かわいくもないし、かわいくなくもない、
普通、微妙、曖昧、
一番表現することが厄介である。
自身、普通とか微妙とか言われるのは好きではない。
でもグレーゾーンにあるものにラベルをつけたらスッキリするのかというとそうでもない気がする。というかラベリングできない気もする。
グレーゾーンというのはどっちつかずで
言い方は良くないけど中途半端なのかもしれない。
だから苦しいのか。
わからないことは多い、わかってもらえることは少ない。
全然まとまらないけど
何が言いたいかというと、どこにいったって苦しい。どこに属したって苦しい。
世界を平たく見ることは困難だ。
十人十色、みんな違う、障害があろうとなかろうと人間は人間だ。
だからこそ自分で自分を定義づけるのは大事なのかもしれない。
時には仰々しくても私は、こうだ!と発することが必要だと思う。
そうすれば、女、男、グレーゾーンの域から脱して人間の1人、それこそ平たい域に行けるかもしれないのかもな、、
他からの自分に貼られるラベルと自分で自分に貼るラベルは違っていいと思う。
自分にはちょっといいラベルを貼れるといいなあ。
なんか文章矛盾ばかりだけど、いいや〜〜
平たいという単語を見てかたい焼きという単語が頭の中をよぎる。なぜ。
平たいたい焼きなどない、よな、、
あったら食べてみたい、、(余談)
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