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~私の仕事~「コケの生産」

もすもす、屋久島町地域おこし協力隊のオオミズです。

最近、物忘れというかなんというか、ボケが近づいてきております。多分年のせいです。はい。(ヨボヨボの20代)

直近では、ベッドの上でしかスマホを使っていないはずなのに、少しPCをカタカタし、いざスマホと思ったら、ない。という事件がありました。

「もう、はぁ~、意味わからん~??😡
ベッドでしか使ってないのに、どこ行ってん!!」

と、独り言をつぶやきながら、毛布・枕を放り投げ、ベッドの下も確認したんですが、それでもない。

(もう笑えてくるわ、、、泣笑)
半ば諦め、作業に戻るか~とPCをひょいと持ち上げると。

スマホ「やぁ!😁🙌」

やぁ、じゃねぇよ、この野郎。

フリー素材あざすミズ

まさかの、次に使うスマホの上に自らPCを置く、という愚行をしてしまっていたようで。

自分のボケ具合に呆れる&苛立ちを感じざるを得ない日がありました。

前置きが長くなりました。(笑)

今回は、協力隊として、私がどのような仕事をしているのかについて、書いていこうと思います。

ミッション:コケの産業化

そもそも地域おこし協力隊とは、

人口減少高齢化が進む地域が、地域外の人材を積極的に受け入れ、地域協力活動を行ってもらい、その地域への定住・定着を図る国の制度」です。

簡単に言うと、
「(隊員によって)さまざまな角度から地域に貢献し、その地域へ定住をしてもらって、地域の活性化に繋げよう!」

っていう、市町村の取り組みなんですね。

なので、(地域のために色々してくれる)ってことだけではなく、
その地域に今後とも「住み続けられるような環境作り」が、隊員にとっても、市町村にとっても、重要な目標であるんです!

よく勘違いされやすいことなので、簡単に説明させていただきました!
あまり隊員に過度な期待を押し付けすぎないように🙌笑

ともに暮らしていくために協力していただけると助かります!!

協力隊就任時ミズ

そして、私の活動内容というものが、屋久島での「コケの産業化」です。

なんか、たいそうな事しそうじゃん。って思いませんか?

私は今書いていて、思いました(笑)

もう少し具体的に説明していけば、イメージしやすくなると思うので、大まかに4つの項目に分けて説明していきます!!
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①コケの生産

まず、就任して以来、最も力を入れている「コケの生産」についてです。

「そもそもコケって生産しているの??」
そう思う方、多いと思います。

しかし、実際は日本全国でコケの生産が行われており、特に山形県や島根県、新潟県などで、活発に行われています。

そこで私は、
「もともとコケで有名だった屋久島でコケを育てたら、欲しい人も多いのでは?」
と考え、屋久島での生産を開始することにしました。

コケの活着を促すミズ

ただ、コケの生産方法はこれが正解!!と確立されているものではなく、
地域や種類によってさまざまで、私自身コケ生産に関する知識が浅いため、
試験的に生産を行っている最中です。

例えば、土のブレンドを変えてみたり、日当たりの調整のためのシートを変えてみたりしています!

しかし、コケの成長は遅く、新芽が出るまで1~4か月かかるといわれており、まだ何が正解かもわからない状態です😅

なので、継続的に観察し、対照実験結果を待つ。という形です。

そして成長して、出荷に至るまでには1~3年必要とのことなので、まぁじっくりなんですね、、、(笑)

こうして色々と試行錯誤しながら、屋久島でコケの生産ができるということを、私の活動によって証明できればと思っております🍀

②生産者の拡大

そして、屋久島でコケ生産が確立したのちには、生産者を増やすことが必要となります。

そこで、耕作放棄地保持者や、もう少し収入を増やしたいと考えている農家の方に向けて、コケ生産のノウハウを伝える場を設けようと考えています。

コケはほかの作物よりも比較的軽く管理も簡単なため、高齢の方や、農業に知識がない方でも始めやすいものだと思っています。

そうして、コケ生産の良さを島内の方々に広め、屋久島でのコケの生産者を増やすことに繋げていきたいですね😊

③販路の確保

生産者が増え、コケの供給が安定すれば、次に必要になるのが、販路の確保です。

「作ったコケをどのようにして、販売につなげるか。」

このことは私も知識がないもので、これから勉強していく必要がありますが、今のところ、

・島内・島外のコケ加工(苔玉・テラリウムづくり)者への販売

・屋上緑化や日本庭園など、コケのシートを企業へ販売

がメインになるのかなと!

しかし、生産者が高齢者であることを仮定すると、生産したものを私自身でとりまとめ、そのコケを必要な場所に販売する、

「コケの農協」のようなスタイルにすべきではと考えています。

まぁこの辺りは、今後変化するかもしれませんが、販路の確保ということも頭に入れておかないと、コケの産業化は確立できないですね😅

④コケの魅力の発信

コケの産業化とは直接的に関係はないですが、

コケを多くの人に知ってもらい、コケの需要を増やすことで、コケ産業のさらなる活性化が望めます。

そのため、実際に山に入ってコケを見たり、顕微鏡でより詳しくみたりする、「コケの観察会」や、
苔玉・コケテラリウムなどのコケを使った「コケワークショップ」
などを、行っていきたいと考えております。

今現在、数回、簡単な観察会は行いましたが、ほとんどの人が

「ほぇ~~~!!😮(驚き)」

状態でした。(笑)

なので、少しでも皆さんの生活に、コケを忍び込ませる(笑)ようなイベントを行っていきたいと思ってます!!

コケを仕事に。

大学1年生の終わりごろから、コケにハマり、
将来的には、「コケとかかわる仕事に就きたい」と考えて過ごしてきましたが、

今となっては、実現できてるのか、、、と

自身の有言実行の様を誉めてあげたいですな🙌

このまま生きていけるまでには、様々な問題も出てくるとは思いますが、
それも楽しみながら乗り越えていけたらと思います😁

こんなもんかな。
今回のnoteは、協力隊としてのオオミズの仕事についてでした!

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あとは、InstagramTwitterでも活動の様子を挙げているので、
そちらもフォローしてもらえると嬉しみです。

また来週は~、何書くかな。
島暮らし日記でも書くか。

知らんけど。

出た、関西人。

もうええわ。

では、また。


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