その4 やせる目的のダイエットさえしなければ、リバウンドしない
わたしが、密かに気にしていることを、大人が子供に対して言うだなんて、ひどい!! なにもわざと人を傷つけるような言葉を言わなくたっていいのに!!
という、怒りの感情が爆発した。
この時点では、
被害者はわたし
加害者は男の子のお母さん
こういう構図だ。
わたしが怒りの感情を噴き出しているときも、姉さんはそばにいてくれた。わたしの中に蓄積されてきた怒り数々は、痛みとともに外に吐き出されていった。
こらえていた涙をせきとめることができず、わたしは泣きじゃくりながら叫んでいた。
姉さんは、そんなわたしが泣きつかれて落ち着くまで、ただ側にいて見守ってくれていた。それが、すごくありがたかった。
さらに、姉さんはこんなことを言った。
「あなたは、やせようとしなくていいんだよ」
朝起きて、朝ごはんを食べて、学校へ行って、給食をたべる。
友達と遊んで、宿題して、好きなことをして、夕ご飯を食べて、夜はぐっすり眠る。
そうやって規則正しい生活を送って、自分の好きなことをする時間を持つことが大切なんだよ。
「やせなきゃ!」なんて、思わなくていいんだよ
その日1日を生きて、自分を守ってあげるのが大事。お菓子を食べすぎずに、1日3回の食事をたべて、缶蹴りとか、氷鬼とか、ドロケーして遊んでいれば大丈夫だからね。
この先、もしも「やせなきゃっ!」て気持ちになって焦ったときは、いつでも私に会いに来てね。わたしが何度でも、あなたに言ってあげるから。
「あなたは、もう、やせようとしなくていいんだよ」って。
そして、自分自身でも「大丈夫、もうやせようとしなくていい」って、心の中で言ってあげてね。
ステップ1
あなたが周囲に投げかけられて傷ついた言葉に、気づく。
モヤモヤした気持ちを見つめる時間を持つ。
ステップ2
その言葉に対して、自分がどう感じたか、全て吐き出す。
泣きたいなら泣きじゃくる。鼻水もティッシュに出しまくる。
(一人になれる場所とか、お風呂の中とかだと、泣きやすいかも)
ステップ3
深呼吸
水分補給
涙や鼻水を拭いたティッシュをゴミ箱へ
ステップ4
呪いのような言葉を、呪いとして受け入れるのか
呪いのような言葉を、呪いにせず「光」に変換するのか、選択をする
ステップ5
ステップ2で出てきたネガティブな感情の裏側に隠れている「光」を見つける
(つづく)