他人の目を通して自分を見ていることに気づく 【幸せな小太り美人への8つのステップ】
日本人女性の多くは、小さい頃から大人になるまで、自分自身の心地よさを追求して食べるための教育を受けるチャンスがありません。学校の家庭科の調理実習などで少し習うけれども、食生活が感情や心、人生及ぼす影響についてまでは教わらなかった方がほとんどではないでしょうか。
もしかすると、家でもなぜか「やせなきゃ!」と思わされる環境の中で育てられた場合も多いかもしれません。(親が悪いとか、そういう話ではなく)そして、家以外の場所でもあなたに「やせなさい!」という圧力をかけてきたかもしれません。親戚とか、近所の人とか、「あら、ぽっちゃりしてて可愛いわね」なんて、言われたりしたこともあるかもしれませんね。思春期の女の子にとっては、呪いの言葉でしかない。
だからこそ、それらの呪いの言葉を真に受けず、さらっと受け流す図太さが必要であると同時に、たった一人でもいいからあなたに「やせようとしなくていいよ。今のあなたにはそのままで十分価値があるよ」と言ってくれる存在が必要なんだと思うのです。
もしあなたのご両親やご家族が、そう言ってくれないのだとしたら、わたしが言うよ。何度でも。
だから、大丈夫。
もう、ダイエットしなくていいよ。
完璧じゃない家族や近所の人、周りの人を許す
周りの大人たちは、あなたが言って欲しい言葉をかけてくれなかったかもしれません。だけど、その人達もまた自分自身の存在をそのまま受け入れるということを知らなかっただけなのかもしれません。
「やせていなければ、価値がない」と思い込まされてきたのかもしれません。その思い込みによって、あなたにとって余計なお世話でしかない言葉を言っているのかもしれない。そんな側面も感じてみると、少し気持ちが落ち着いてくるのではないでしょうか。
完璧な人などいないのです。
周りの完璧ではない大人たちのことを、ほんの少しだけでも許すことができるようになってくると、完璧ではない自分自身も、ちょっとずつ許せるようになってくるから不思議です。
多くの人が、食の情報があふれる現代において混乱している理由は、子ども時代から大人になるまで、食事面でのいい先生に巡り合っていないからだと思います。また、友人もそうです。あなたの友人や周りの人は、あなたの食事との付き合い方に多きな影響を与えています。あなたの友人が友人自身や他人の体型について批判する人である場合、あなたがダイエット地獄から抜け出すのを邪魔することはあっても、助になることはないでしょう。
「最近太った?」「ちょっとやせたんじゃない?」と、思ったことをそのまま口に出してしまうこと、雑談のつもりでもハラスメントになってしまう可能性大です。
ただ、悪気があって言っている訳ではないことも分かるので、そういう外からの声、ひと言に心惑わされて、振り回されることをやめにする。わたしは、それを選択することもできる、と知っておくと良いでしょう。
ほんとに、ただの雑談でしかなく、あなたを傷つけようとして言っている訳ではないのだという事情も理解しておく余裕を持つことができたら、もう怖いものなしですね。