笹井の話前編
僕には、小学生の時の友達になり、中学1年生まで仲が良く、2年生になれば冷戦状態になり、そのまま会わなくなった近所の人間がいる。
僕は、今までこのことを喋らなかったが、久し振りに文章で書こうと思う。
少し長い話になるが、誰の為にならないし、意味のない時間を過ごすだろう
しかし、僕は気になっている、何故笹井と冷戦になったのだろうと。
笹井と出会ったのは、小学一年生の時の通学班が同じだったことから、仲良くなっていった訳では無かった。僕はまだ何も知らない空っぽな動物だ。
何を思ったのか、僕は笹井をいじめていた。
傘をぶつけたり等他のいじめの行為を行っていたのだろう。もう、記憶にない。本当に都合の良い人間だ。
いじめた側は、何も覚えておらず。いじめられた側は、ずっと覚えている。
本当にコスパが悪い、いじめというのは。
それは、勿論笹井は親に伝え、僕は母から強い説教と尻に蹴りを入れられ、鉄拳制裁を加えられた。僕は、この説教が無ければ、いじめをし続けていたと思う。母は、僕に怒ってくれたのだ。今後起こさないように。
もし、笹井が一大事になっていたら、僕は責任を取れないし、一生涯恨み続けられるだろう。本当にこの説教以来僕は、いじめというのに加担はしなくなったし、僕はいじめをしなかった。
中学生の時も、いじめのような現場を見たことはあるが、加担もしなかった
全て先生に任せっきりであった。
その後、笹井とは仲良くなった。ずっと通学の時は喋り、いじめたとは思えないくらいの仲の良さだった。よく、笹井も僕を許してくれたと思う。
そして、弟も小学校に入学して、三人で仲良くなった。ゲームの話や漫画や笹井の家の話を聞いた。帰る時も同じ道なので、話しながら帰った。
そして、中学生になり僕と笹井の関係は続くと思っていた。。。
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