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ただ泣いたんだった。現代詩。


理由もなく

壁に手を当てて

何かの体温を感じたくなる

すそぶいた後に

ナルシストの仮面を

外したくなったけれども

どうも

それが

ペルソナみたいで気に入ってくる


愛してくださいと

スプレーの

壁の落書きに

ボールペンの緑で

僕もと

淡い期待を寄せる

こんな

世界もあっていいだろう。



クソみたいな

世界を


クソみたいな俺が


愛したって


誰かに迷惑なんて

かけてないだろう。


嘯いた

恋愛は

秋の中の水に

吸い込まれることしか

望んでないのに。



リアル感のある

缶コーヒーを

飲みながら

またしても

季節に恋したり。

四季折々の

折々には時々

嫉妬しか感じない。



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