嫁が吐く。現代詩。
いろんなことを
思い出したり
なんとなく
寄り添ったり。
わかってた
わかってるから。
なんとなく
さしだした手
理屈ではなく
たぶん
結婚してるから
出る手
そんなことを
頭の中にありながら
吐瀉物の中に
埋もれる手
嗚呼
嗚呼
なんとなく
嗚呼
嗚呼
心中に
こころのなかに
嗚呼
嗚呼
これは
言ってはいけない
嗚呼
嗚呼
なんとなく
叫びたかった
なんとなく
言いたかった
なんとなく
なんとなく
それを重ねていく
それを
重ねたときに
吐瀉物の
中の
吐瀉の中に
なんとなく
愛を見た
REALITYを
Realityに
して
いつまでも
その
リアリズムの
中の
永遠を観ていた。
観てもいいだろうと言うと
お金を取られる
なんか
守銭奴のような
快楽的な
再発灯。
あなたしか
かたん。
あなたしか
かたん。
あなただけしか
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