立春朝搾りって知ってますか?
縁起物として注目度があがっている「立春朝搾り」という日本酒の企画をご存じですか?立春は旧暦では1年の始まりとされていた日。前日の2月3日は節分の豆まきで邪気を祓い、2月4日の立春は新しい春を迎える。まさにお正月のようなもの。そんな立春の早朝に搾り上がったばかりの新酒を飲んでもらおうと(25年前に)日本名門酒会という酒問屋が企画してスタート。
友人である友田さんの記事で立春朝搾りについて、わかりやすく紹介されています。興味ある方は御覧ください。
始めての立春朝搾りは1蔵が酒造りに参加したに過ぎず、売れたのも僅か4000本だったとのこと。ところが縁起物であることに加えて、美味しい新酒を楽しむイベントとして注目度がアップ。ワインのボジョレーヌーボーのような存在になりつつあり、30万本以上が出荷されるまでになりました。酒造りに参加する蔵元は50蔵近くになっているようです。ただ、搾りたてを瓶詰して早々に流通にのせるのは大変な作業。造り手と売り手の共同作業で消費者に届く訳です。ありがたく飲みたいですね。参考に友人である高知の蔵元・司牡丹の竹村さんが出荷当日に頑張る模様を紹介させてください。
この立春朝搾りを立ち上げ間もない時期からいただいてきましたが、味わいが大きく進化してきました。まさに搾りたてなので味わいは清々しく、華やかで、もぎたての果物の新鮮さも感じます。縁起元というだけでなく、極寒の時期に造られた日本酒はきめ細かく、感激の味わいです。コロナで集まって飲む機会が減ってしまいましたが、今年は、久々に立春朝搾りを楽しむ会を検討中です。それでも少人数の集まりなので、みなさんと一緒に楽しめるのは来年以降でしょうか?ただ、人気も高まってきていますので、飲みたい方は酒屋さんで予約注文をおすすめします。
→追加記載になります。
先日、代表をしている日本酒の会で立春朝搾りの会を開催しました。搾りから時間が経過して、熟成感も出ている銘柄が幾つかありました。どの銘柄がおいしかったか?をコメントするのは難しいですが、9号酵母発祥の蔵元である香露の味わいは新鮮な驚きがありました。