「中庸思考、感情のセンタリング」
これを知ったのは1年くらい前。知った時は、脱帽でした。
これを知ってから、幸福度が上がった実感があります。人間関係がよくなりました。
ぼくの周りにはキレる人が居るんですが、それも歳をとって言い合いがヒートアップして来ているんですよね。
ぼくはそれに対して「また怒っている」「ひどい事をいう」と思っていて。本人も怒っているという自覚で、相手も怒られていると思っている。
以前は、どうにかしなくちゃとか思ったり、突発的にカッとなって口を塞いで叫んだりしていました。その状況から逃げたいと何度も思ったけど、いまは思わなくなりました。相手に寄り添えるようになって、こうなっていて嫌なんだねとか、こんな思いがあるんだね、とか。
その言い合いが自分にとって意味のあるものだと捉えて、参加して、和を作ることが、少しできるようになりました。
周りにキレているひとがいて、自分もキレてしまう、イラっとする。その「怒り」を根本から解消する方法です。
これは、
人間行動学
で言われている内容です。
ここから、方法について書いていきます。
怒るっていうのは
こうしなければいけない
っていう認知があるから、そうでない事を相手がする事で、なんでそんなことするの?無視しているの?自分のいうことを聞いてくれないの?という思考から、怒りが生まれます。
「認知」→「思考」→「感情」の順番。
相手は、悪気があってしているわけじゃない。だから責めた後で、罪悪感がありますよね。
じゃあ、どうすれば怒らずに済むか?ということです。怒り続けるのは、相手を変えよう、という行為。相手を変えても、また同じような事をする人は他の場面で現れます。自分の認知がある限り。
だから、
「こうしなければいけない」
という認知の歪みを、無くすんです。そうすると、同じことが起こっても感情的になりません。認知がフラットになれば、気にすらなりませんよね。
認知をフラットにする方法
1.自分がネガティブに捉えた出来事(試練)を書きます。(〜で〜に怒鳴られた)など
2.起こった事の、客観的事実を書きます。自分の中で出来るだけ客観的にして書きます。(怒鳴りつけたではなく、大きめの声で、〜と話した)など
3.自分がどのように認知をしたのか、そのどのポイントをネガティブと認知したのか(思考)、どのように反応したか(感情)を書きます。
(〜してはいけないと注意されている、嫌われた、軽蔑された、モヤモヤ、怒り)など
3.それと同時に起きた支援を書きます。(自分が気づいていないだけで、空がとても綺麗だったり、誰かが助けてくれてたりします。)
4.1のメリット、デメリットを25個ずつ、書きます。
これに加え、自分が仕事(使命、ミッション)に生きる上でどう役立つか、を8つ以上書きます。
一つの出来事に、プラスとマイナスは同量です。
これが、人間行動学により見つけられた法則です。
どんな出来事でも、プラスとマイナスは同量ですが、僕たちは「〜はこうである」というように、たくさんの認知の型「フレームワーク」があるので、
「〜であるべき」に当てはまる出来事が起きるとプラスに認知し、当てはまらないと、マイナスに偏って認知します。
このように、認知の歪み、認知の偏りをフラットにする事をやっていくと、感情を生み出している認知が変わり(パラダイムシフト)し、感情は消滅します。
電子と陽電子が対消滅し、光子になる。この法則が、人間の感情にも当てはまると、研究によって分かっています。それを世に広めたのが、人間行動学の世界的権威の、
Dr.ジョン・F・ディマティーニ
です。
感情が対消滅すると、愛と感謝の状態になります。
愛と感謝って、何?って思う人もいるかもしれません。これは、出来事の素晴らしく思えて涙が溢れてきたり、心が暖かさでいっぱいになったり満たされる感覚になります。
認知の歪みによって真実が見えない、いわゆる幻想の中にいます。(二元性のなか)
そこから受け取ったものを見つけることで、認知が作り出した二元性の世界は消滅し、「一元、ワンネス」を体感します。
なにか出来事に反応するたびに、認知を捉えて、物事から得た支援を見つけ、愛と感謝の状態にあることを確認します。それが中庸思考を使った認知のセンタリングの方法です。
体系化されていてかなり使えます。ぼくは
「JDS 人生デザイン構築学校」
というスクールでこれを学びました。ジョン・F・ディマティーニは書籍もたくさん出ていますし、JDSも出版されているので、実践されて、もっと深く知りたい方は調べてみるといいとおもいます。