さみしい記憶力
いくら思い出そうとしても出てこない、
一度は覚えてもすぐに忘れてしまう。
どうしてかね、まったく。
自慢じゃないけど中学生の頃は余りの記憶力の良さがうとましく
英単語や歴史の年表なんかはわざと忘れようとしたくらいなのに。
そのためにアルフレッド・ベスターの「虎よ、虎よ」にでてくるセリフ
「緊張、懸念、不和が来る」だったかな?
を頭のなかで一生懸命ループさせて‥‥。
ホントにバカ。今でいう厨二病というヤツだったんでしょうね。
ま、それはともかく、年をとると極端に物覚えが悪くなってくる。
ある理由からパラダイムシフトという言葉を
最近良く使うようになったんだが、
これを忘れる、でてこない。
パラグラフチャートとかその程度までくるならマシなんだが、
全然ダメ、かすりもしない。
このごろになってやっとその時々のパラダイムという常識というか、
主流となるものの見方や考え方が最初にありまして、
それが時代の変化とかで今までとは異なる
パラダイムにシフトするてぇことなんだな。
とまぁ、とってつけたように回り道も甚だしい覚え方でなんとか。
パラダイムの意味が分かったあたりが収穫と言うか、メリットかな。
役に立つか否かは別として、まぁそんな感じ。
しかし、不思議なのはこの物覚えの悪さ、
特に単語に関して顕著に発動されるんです。
約束の日時とか、打ち合わせの内容については問題なし。
読んだ本の内容についてもだいたい覚えてる。
目や口(食べたもの)から入ってきた記憶も大丈夫。
音感(語感?)と記憶を結ぶニューロンに問題でも?
なんとかできるといいけどね。