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●The Miles Davis/Tadd Damelon Quintet in Paris (JAZZ essay 6)
ジャズをいい装置でもって、いい音を聴く事はとても楽しい事だし、その喜びは、装置を持っていない僕でも実によく解ります。では、悪い、または、古い録音はどうでしょう?それはすべて、聴く人のイマジネーションによるのです。この1949年のパリでのインターナショナル・ジャズ・フェスティバルの録音の音は、とてもいい録音とは言えない代物ですが、このレコードを聴いているとまるで、1940年代のラジオから流れて来る、ジャズ・フェスティバルの中継のようで、実に、雰囲気があるのだ。マイルス、タッド・
⭐︎Lady Day/The complete Billie Holiday on Columbia (JAZZ ESSAY 3)
僕はアメリカ、コロムビアより、ビリー・ホリディーの1933-1944年のすべてのコロムビア録音が、集大成されたCD10枚組が発売されるときいた時、すぐに購入しようと思ったし、とても内容に期待した覚えがある.しかし、どういう訳か、日本では、あまり、ビリ-・ホリディーの人気がないように思えるのは、僕だけだろうか?今まで、スィング・ジャーナルの表紙を飾った事は一度も無いと思うし、こんな素晴らしい企画があっても、あまり話題にならなかった。その全集が発売されると、そのあまりの立派さに僕