アイデアを創造する方法/情報を遮断してニュートラルな状態を作る事のメリット
疑う余地もなく今は情報が溢れている時代です。
スマホからはTWITTER、インスタ等のSNSは24時間毎秒新しい情報が更新され、YOUTUBE、tiktokなどの動画もスマホから見れます。LINEからは様々な通知が来たり、誰かへ送信する為に色々考えたり、ブラウザを開いて様々なサイトにアクセスする事が起きている限り可能です。
そんな時代背景もあってか、「デジタルデトックス」や「情報遮断」といった言葉も時々目にしたり聞いたりする様になりました。
検索すれば様々なサイトがこうした情報遮断やデジタルデトックスのススメといったものが出てきます。
こんな感じですね。
大体は情報化社会の中で次々と飛び込んでくる様々な情報によって受けているストレスから離れる事でより良く生活できるという事だったり、自分らしく生きれるという事が書かれているケースが多いです。
今回の記事はそういうものとは違った視点で、情報を遮断する事のメリットや価値について書いていきます。勿論いつも通り個人的な私見になりますので何かエビデンスなどがある訳ではない感じです。
■風呂に入っている時にアイデアが思いつきやすいのは何故か
お風呂に入っている時にアイデアを思いつきやすいというのは色々な所で言われています。そういった記事を幾つかピックアップすると
今回僕が出す意見もこちらの記事の発展形という感じですが、凡そはここに書かれている事で殆どでもあります。
こちらでもシャワー中にアイデアが浮かびやすいという事について書かれています。
結論から書くと、お風呂に入っている間というのは余計な情報が入ってこない状況で、脳が入ってくる情報の処理に余計なリソースを割かないで済んでいるからなのかなと考えています。
僕は脳科学を学んでいる訳ではないので完全に憶測なのですが、情報が流れ込んでくる時にアイデア等が浮かんでくるケースと、情報が遮断されてくる時にアイデアが浮かんでくるケースでは大きな違いがあると感じています。
・情報が流れ込んでくる時に浮かぶアイデア
これはその流れ込んできた情報に関連したアイデアが浮かぶ感じです。
例えば、料理にかんする情報が流れ込んできた時に浮かぶアイデアは料理に関連したアイデアであるケースが多いです。
油そばに酢を入れると美味しいという情報が入ってきた時には、「もしかしたら酢が合うなら春雨と一緒で錦糸卵も合うのではないか」みたいな関連性のあるアイデアです。
・情報が遮断されている時に浮かぶアイデア
こちらは取り留めもない様々なアイデアがふいにポッと浮かんだり、そこから連想されるものが様々な方向性に広がっていくという感じです。
僕がブログで書いている記事も風呂に入っている時にふいに思いついたものが記事になっていたりするものがあります。思いついたものの中で、「これは面白いかもしれない」と思ったものはそのまま反芻して風呂上りにすぐスマホでメモしておくという感じです。
これは僕が仕事にしている事などでもそういうケースがあります。
■脳のリソースの使い方
冒頭に書いた様に今の時代は意図しなくても情報が常に自分に向けて大量に流れ込んできます。その大量の情報を脳はフル活動で処理している状態が日常化しているのかなと思います。
こんな感じのイメージですが、いらすとやさんのイラストを使用してもう少しわかりやすくするとこんな感じでしょうか。
どんな情報であれ、視覚や聴覚を通してその情報は脳を駆け巡って適切な処理がなされるように機能上働きます。
スマホやTVやPCなど情報が溢れ出る、大量の情報源が常に手元にあれば頭はそれを処理する為にせっせとそこにリソースを割き続けます。
そんな状況下で何かに思いを巡らせてアイデアを練ったり、閃きを得るという事が可能でしょうか。
その為、お風呂に入っている時の様な、大量の情報が遮断されている時に脳がインプットされる情報を処理するばかりで使われていた状態から脱して、閃きや発想を創造する事にリソースを使う事が出来る状態に移行するのかなと思います。それがお風呂に入っている時にアイデアが浮かびやすいという事の一つの要因になっているのかと、個人的には考えます。
■極端な情報遮断は不要とも考える
若干ブーム的な要素もあるデジタルデトックス等は、例えば24時間や数日や数週間、スマホに触らないというものとして散見します。
ストレスから遠ざかるという意味合い等では効果があると思います。
今回の記事のテーマである、何かを創造したりアイデアを生み出す為のものであればそこまで極端な情報遮断は逆にしない方が良いとも思います。
1日の中でお風呂に入っている時や、部屋で一人でいる時、その日の終わりくらいのタイミングで30分とか1時間、スマホやPCから離れてぼーっとするくらいが丁度いいのかなと思ったりします。
というのは1日の中で大量に入ってきた様々な情報、それらの情報は優先順位の差などありつつもしっかりと脳に一度インプットされています。
そうしてインプットされた情報が、脳のリソースを解放した時に何かしらのアイデアになったり、何かの発想の要因になったり、創造的な何かに変わる可能性があるのかなと個人的には考えています。
人の持つ機能はパソコンにも似ているなと思います。
大量のソフトやアプリやブラウザのタブを開きすぎると、どこかのラインで処理能力に限界が来てしまいます。
・動画のエンコードでそれ以外の作業ができなくなる
・メモリ不足でフリーズしてしまう
・瞬間的に負荷がかかってクラッシュしてしまう
・ウィルスにかかってまともに機能しなくなる
・起動しっぱなしでどんどん重たくなる
逆に再起動したり、メモリをリセットしたり、ソフトを開きすぎたりしなければ快適に動きます。
そういう部分が機能的な面でとても似ているなと思ったりします。