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スポットクーラー

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スポットクーラーが家に来てからのエッセイ。
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#小説

サク山チョコ次郎でいい大人ぶりたい

サク山チョコ次郎でいい大人ぶりたい

 夏休みだからか図書館には人が多く出入りしている。涼みがてら席を取り、本を読んだり書き物をする。帰り際にやることは水筒に冷たい水を補給してくこと。そんなお決まりの補給中にすぐ隣で机に向かっている子供をふと見たらふたまわり歳の離れた辰年のMだった。Mとはお世話になっている伊藤さんのダンスの教室で知り合った。ときたま街中でも見けて、やぁーと声をかけるのだが、図書館では初めてだった。何してるん?と声かけ

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猫様と言われる所以

猫様と言われる所以

 夕方、Lチキを買った時についてきたコーヒー交換券を握りしめてローソンへ向けて歩いていた。その時、細い路地の先になんだか塊が転がっているのが目に入った。猫があちらを向いて寝転がっていた。なんでだか僕はイタズラしたい衝動に駆られた。路地に入り、気づかれないように抜き足差し足。猫は全く気づく気配はなく、僕はついに背後まで忍び寄った。ちなみに想定していたのは人が近づいてくることに気づかない猫がギャァ!と

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ハイスペック助手とTの字

ハイスペック助手とTの字

 メールの返信にとんでとなく時間がかかる。簡単なものなら良いがいろんな人の声が混じっていたりすると、情報が多くて困惑してくる。それでも書かなくてはならない時もあり(特に強制されてるわけではなく、ただ勝手な使命感として)画面に向かうのだが気づけば夜になり、気づけば夜がふけて、明日でいいやと朝になり、眠りながら考えて、朝になって画面に向かい気づいたら昼になるみたいなことを繰り返す。一周で終われば良いが

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チャーハン先輩

チャーハン先輩

 スマホで甲子園の映像を見ていた(見てたと言うよりは見ながら作業してる人の映像が見えた)それで、ひょんなことから高校まで野球をしていたことを久しぶりに話した。今となってはスポーツをやっていたとはあまり思われない。当時は坊主頭だったからすぐ分かっただけかもしれないが。僕がいた高校は高一の夏と高二の春に甲子園に出場している。当の僕はベンチ入りも出来ずスタンドで応援していた。野球に対しては苦い思い出が多

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アパートの壁

アパートの壁

 アパートの壁が薄いのだろうか。隣に住んでいる人の声(犬もいる)は全然聞こえない。長野のお寺に勤めてたそうで、たまにお経を読んでるらしいがほとんど聞こえてくることはない。2階に住んでるのはその人とワンちゃん一世帯と僕とmiiさんの一世帯の合わせて二世帯。それと一階に住むご夫婦が一世帯で合わせて三世帯のアパートだ。一階のご夫婦はまだ越してきて一年くらいだと思うが、穏やかなご夫婦が越してくるまで色々な

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