映画『男たちの大和』、敗戦の象徴となったヤマト。それを知らない日本人。
1945年4月、沖縄に向け出港した、世界最大最新鋭と言われた戦艦ヤマトは3000名の男たちと、沈没した。
歴史の教科書にも、ほとんど触れられていない。言い訳ではないですが、私も戦艦ヤマトについての詳細は知りませんでした。実は私は高校の地理歴史の教師の免許を持っていますが。。。先生になってなくてよかった。。。
ヤマトができたことは、大日本帝国としては非常にインパクトのある出来事でした。しかし、サイパンやレイテ島での敗戦以降、形勢はアメリカをはじめとした連合国側に移り、そのまま原爆投下、8月15日を迎えたわけです。
大和乗組員は、沖縄にアメリカ上陸し、すでに大和以外の戦艦は沈没し、大日本帝国艦隊は終わりを迎えていたため、「死」を覚悟して、空軍部隊の援護もない中、特攻隊大和として沖縄戦に突っ込んでいったんです。
死は美しいとは思いません。でも、一旦落ちるところまで落ちることによって、日本が、日本人が再び復活をすることを胸に秘め、海の底に散っていったと思いたい。
この映画は映像的にはリアリティーはあるものの、ストーリーや人物描写、映画の面白さは、私的にはイマイチでした。でも、歴史のページを描いた作品としては、貴重な作品。日本人の皆さんには是非、一度は見ていただきたいですね。