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映画レビュー「愛がなんだ」

映画のような夢を見てますか?
映画は映画館で観たい小山コウ二です!

映画を映画館で観たいと言いつつも、私の住んでいる米沢市にはイオンシネマしかないので気軽に観られるのが話題作か子供映画しかありません。

なので、そのうち映画好きなカップルや大人でも観て価値観が深まるようなエンタメ以外の映画を上映できて、映画の他にも楽しめちゃうような短館映画館でも自分でやっちゃおうかとも思ってたりします。ただ、これについて勉強すればするほど、業界の習わしみたいなものがネックになりますね。

この話は、ゆくゆく現実味を帯び始めたらゆっくりお伝えしたいと思います。

今回は、1ヶ月ぐらい前にフォーラム山形で観た映画「愛がなんだ」のレビューをしたいと思います。

愛がなんだ

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この映画は、2003年に刊行され、純度100%の恋愛小説として注目された角田光代さんの書いた「愛がなんだ」が原作です。
原作者は、この映画を観た感想として「非常に面白かった。爽やか…というのもおかしいのですが、嫌な感じにドロドロしていなくて見終わった感じが爽やかで」と語っています。笑

ただ、この映画は全て納まりが悪いので、最後までスカッとしませんし、ハッピーエンド好きには腑に落ちない現実が描かれています。なので、そんなに映画や小説を読まないような付き合いたてのラブラブカップルには向かないかもしれませんね。ある意味大人の映画です。笑

私なりに、序盤のあらすじをまとめるとこんな感じです。

あらすじ

周囲の友人はどんどん結婚して取り残された感がある30才前。
友人の結婚式二次会で新郎新婦ともそれほど仲良くなく、他の輪に馴染めない共通点を持つテルコとマモルが出会った。何気ない会話からどんどん親密になっていくにつれ、テルコは仕事に身が入らないぐらいマモルのことが好きになっていく。
そんなおり、友達の関係が続いていたが、体を重ねてしまうことに。そして「友達以上恋人未満のような恋愛」が続いていくのだが…。

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ここまでお読みになって分かったと思いますが、この物語は初々しい恋愛物語ではなく、どこにでもあるような「結婚適齢期を逃した男女の真っ直ぐで、ほんの少し掛け違いが起きた恋愛観」のお話です。

こう書いてしまうと、非常に面白みがないようですが、本当にどこにでもあるお話が描かれているなぁと思えるのです。笑

ただし、物語としては非常に秀逸で、巧みな対比と共通点で他の登場人物たちの関係性や恋愛価値観が描かれています。なので、映画好きや物語好きは面白く見られることは間違いないです。

この物語とは角度が違えど、読んでいるあなたも元カレや元カノなんかと「友達以上恋人未満のような恋愛」をされたことはあるんじゃないでしょうか?

過去を振り返って、心当たりはどうでしょう?
もしあれば、共感するシーンが相当ある映画だと思いますよ。

もちろん、私にもこれに近い経験はあります。

いい思い出はそれとして残し、相手がどんな感情であったのかに気づき、見終わって何かしら思う節があるのなら、ぜひ一緒に悔い改めましょう!笑

映画「愛がなんだ」予告

映画「愛がなんだ」冒頭映像

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実は私、この映画を20代前半の初々しい女性と観に行ったのですが、そのコは「なるほどー。痛い痛い」と、自分に重ねて思える節があったみたいですよ。この映画を観終わった後の恋愛の価値観についてやお互いの経験談が、映画よりも興味深く面白かったですね!

会話ができる映画は、とても人生や人間関係を豊かにしてくれます。一緒に観に行った相手の価値観や経験を教えてくれるから。これ私の持論です。

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今回のレビューは、優れているシーンや感想について語ることなくサラッと終わらせたいと思います。なぜなら「愛について幸せを求めてる、迷うことがある」なら「まず、観てみれば」と思えた映画だからです。

ご覧になって、こんなシーンやこんなとこも良かったよ!という方は、お気軽にコメントください。

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小山コウニ
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