連休明けに体も心もしんどくなるワケ
◆新入社員がかかる六月病とは
最近は大雨が降ったかと思うと、真夏のような暑さの日があったりと、よく分からない天気が続きますね。
ゴールデンウィークも終わって、新入社員の方たちは仕事も覚え、会社になじみはじめる頃でしょう。
でも人によっては、環境変化についていけずに、俗に言う五月病になる人もいます。
近頃は新入社員研修のずれ込みなどで「六月病」とも言われます。
原因不明の頭痛・腹痛、朝起きれずに遅刻が増えてしまうなど、仕事や私生活が不安定になってしまうと、どんどん症状が悪化します。
症状が重くなると「適応障害」「うつ病」などの病名で自宅療養になってしまう怖い病気です。
いま関わっている企業の人にリサーチすると、連休明けに新入社員が「辞めます」って言ってくるパターンが、やっぱり結構あるそうです。
これは学校現場なんかもそうなんです。
中学1年生や高校1年生の連休明けに、全員が揃って授業を受けられるか、どうかが一つの鍵です。
連休明けの5月6月で躓いてしまうと、その後の1年間のパフォーマンスに影響します。
◆ゴールデンウィークやお盆休みは害悪だ
私立の学校などは、土曜日に授業をする替わりに、飛び石になっている休みをわざと繋げて連休にしてしまうこともあります。
僕も教員をしてた頃、子供たちが、「家族で海外に行くので部活を休みます。」と言うこともありました。
「家族旅行だから文句言えないよなぁ。」と思ってて、いざ帰ってきたら、その生徒は以前とは全然パフォーマンスが落ちていて、モチベーションも下がってることが多かったんです。
4月は、新しい環境や組織に慣れようと、緊張感を持って一生懸命に行動します。
その緊張感が、1週間やヒドい時は10日間の休みで、すべて無くなります。
ほとんどの人は休日、朝寝坊してゆっくり起き、遊んでばかりでも大丈夫だし、ダラダラしてしまう。意識しないと生活のリズムはすぐに狂ってしまいます。
結局、連休明けに身体も心も辛くなる理由って、規則正しく過ごしてきた生活やその習慣が崩れる事にあります。
次回はどのようにパフォーマンスを高める習慣をつくるのかについて考えたいと思います。