東京カルチャーショック2-標準語のお年寄
8月上旬のある日、買い物帰りに
お年寄りが2人で話していた。
横を通り過ぎようとして、耳に入った言葉に
衝撃を受けた。
「私xxxでしょう?」
肝心の中身は忘れてしまったが、文頭と文末、
ワタシ...?デショウ...?
これまで生きてきて、お年寄りは
地域の差こそあれ、みんなその土地の言葉を話していると思っていた。
私の周りの人は、自分のことを「ワタシ」ではなく
「オラ」といっていた(女性でも)。
「デショウ」ではなく、「ダバイ」とか「ダナイ」といっていた。
病院や学校など、少し改まって話をする場所ならともかく、
知り合いと道端で話すのに、標準語を使うなんて、
違和感がすごい。
考えてみれば
東京で生まれてからずっと生きてきた方にとっては、
それが自分の土地の言葉なんだと分かるが、
「自分は異世界に来たんだな...」と強烈に思った瞬間だった。