以前に、イーロン・マスク氏が行政改革を率いる話をしました。
最後にちらっと、AIについても政策として大きな動きがあるかも、と締めましたが、さっそく注目の流れがあったので記事を紹介します。
マンハッタン計画、とは第二次世界大戦での米国の原爆開発計画で、最高峰の科学者を総動員したのは有名な話です。
今回のネーミングセンスはともかく重要な内容は、
米国が官民団結してAGIを開発を推し進める、
という提言を含めている点です。(あくまで1委員会による提言で政府としての実行検討はその次)
提言組織は「米中経済安全保障調査委員会」で、名前の通り特定の国との安全保障に関わる戦略について記されています。
11/19に公開された年次報告書(下記サイト)から重要なポイントを要約します。
今回はあくまでAIに絞りますが、科学技術の観点では下記の要素を危惧しています。
・バイオテクノロジー
・AI
・量子技術
・バッテリー技術
以下の引用はAIに絞った要約です。
次期政権となるトランプ陣営は元々選挙中からこの策定を行っていました。
そして2023年に布告されたAI規制については廃止にする可能性が高いと言われています。
今回の一連の動きを大雑把にくくると、AI戦略もより政治的な思惑が濃くなることを示唆しています。
AGIやシンギュラリティの議論は知的好奇心としてはくすぐりますが、地政学的な視点も不可欠になっていくでしょう。