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失敗はイノベーションの元になるか?

こんな変わった記事をみつけました。

下記に列挙してみます。意外にしらないものもありました。個人的に気になったものについて触れてみたいと思います。

1. タイタン潜水艇
2. 実験室育ちの肉
3. クルーズのロボタクシー
4. プラスチックのまん延
5. ヒューメインのAiピン
6. ソーシャルメディアで喧伝された超伝導体
7. 無法者による地球工学

3は、自動車メーカGMが他社に先駆けて実験していた&目下事業停止していることも知りませんでした。むしろ、TeslaやGoogle(Waymo)のロボタクシーしか頭に残ってませんでした。過去の関連投稿を載せておきます。

4のプラスチック蔓延は、以前から話題は聞いたことがありましたが、あらためて考えさせられる数値です。
地球上で年間4億3000万トンのプラスチックを製造し、全人類の体重よりはるかに多い量。
問題なのはリサイクル率がわずか9%。「マイクロプラスチック」と言われる微小なタイプもあり、空気中や人間の体内にも見つかっているようです。
どういった健康被害が出るかは研究中とのことですが、地球全体で重要な課題です。

欧州をはじめ「プラスチック税」が導入・検討されていますが、何か個人でもできることがないかと考えてしまいます。


5のAIピンは、OpenAIとの協業も発表しており、初の製品化では日本のメディアでも紹介されてました。

過去に実際のデモ含めてTEDでも講演しており(元々Apple幹部)、個人的にはワクワクする製品でした。

しかもまだ出たばかり(日本はまだ)だったので、2023年での失敗とされるのは違和感がありますが、その参考記事として下記が例示されています。

ようは、いつでも簡単に使えるようにしないと厳しい、という指摘です。
重さ(テニスボールと同じ)や防水機能、あとはスクリーンがないことを問題視しているようです。

過去を振り返ると、スマートなウェアラブルデバイスはなかなか成功した製品がないですが、他人の批判はともかくとして、まずは自身で体験してみたいです。
特にディスプレイレスは慣れの問題も大きいので、手のひら表示が今後VRのように空間表示もできるようになれば、ぜひ試してみたい技術です。


最後の気象工学(技術で気象をコントロールする)は何かと物議をかもすトピックです。以前にもふれたので先に引用しておきます。

上記記事のとおり、ハーバードをはじめ米国でのチャレンジしか知らなかったのですが、今回は2022年末に創立されたメキシコのサンセッツ(Make Sunsets)という民間企業による実験についてです。

方法は従来からある粒子をばらまく(二酸化硫黄)方式ですが、冷却クレジットを販売して話題性と資金を獲得しようとしたのが斬新な点です。

こちらの記事によると、政府が実験後に禁止命令を下し、現時点でも継続可否は曖昧な状態です。

地球工学は、遺伝子技術と同様に、コントロール下におかないとリスクすら測れない(取り返しがつかないのでは?)と感じてしまいます。

ただ、リスクが見えないからと感情的な否定をすれば科学技術の発展は臨めませんし、なにより思考停止してしまいます。

そのためにも、日常的に最新科学の取り組みを軽くでもいいので知り、対話できる機会が大事なのだろうと改めて感じました。

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