イグ・ノーベル賞にまたも×2日本人受賞
昨年に引き続き・・・この話です。
忘れたころにやってくる・・・ということで、そもそもこの賞の説明から。
Ignorable(無視してよし)な研究を、発音がノーベル賞ににてるというおやじギャグで毎年表彰され、なぜか日本人率が圧倒的に多いです。
下記が公式サイト。(らしい)
で、2023年に発表されたのですが、今年も晴れて(?)日本人が選ばれました。
こちらのサイトが過去の受賞も含めて比較的詳しく載っていたので引用します。
受賞の模様はYoutubeで公開されています。受賞式というより、このユーモアへのこだわりはもはや重症な士気です。
そして早くも日本人でフィルターした受賞者リストもWikiも更新されています。
去年は授賞式がハイブリッド開催だったせいか(辞退のせいか)は分かりませんが、日本人受賞者はみつかりませんでした。
今年はオンラインがメインのせいか、きちんと日本人も登壇しています。
ということで、ポジティブにとらえて(?)、選ばれた論文を紹介します☺
授賞理由: 電気を流した箸やストローが食べ物の味をどのように変えるのかを調べた実験に対して。
「味覚」は結構奥が深く、過去取り上げたこともあります。
上記記事内でもふれてますが、なんと味覚に関する発見で本家ノーベル賞を受賞しています。なかなか味なことをしますね☺
で、本家でないほう(失礼)は、味覚を感じる能力を、電気をあてることで増強しようという発想です。
そのためにストローに電気が通る、おそらくは世界で唯一のモノを開発しました。
ただ、見ようによってはこれは化けると個人的には思っています。
今回の味覚ではなく触覚ですが、VRで卓球を試すと、見事なまでに打感を電気で表現されていたので感動したことがあります。
コントローラーも大体同じ質量なので、今のところ卓球が最も物理世界に近い体験でした。
という経験をしたせいか、電気信号で味覚センサーと脳をだますのは、あながちできなくはないと思います。
そして、授賞した二人が動画でも解説しているように、これはヘルスケアにも貢献できます。(それ以上はぜひ動画を)
例えばコップの任意の箇所に電気を生じさせてピリッとすると炭酸っぽくできないでしょうか?
ということで、今年のイグ・ノーベル賞はIgnorableではなく、本当に意義がある研究です。
年内商品化するらしいので、ぜひ見かけた方はトライして感想を教えてください。