Google検索まとめとテクノロジーの未来
毎年恒例となった、Googleによる年間検索結果とそれを踏まえた動画が公開されました。
動画も貼り付けておきます。ハートフルなのとわずか数分なので、ぜひ視聴してみてください☺
25Yearとタイトルにありますが、Google誕生してちょうど四半期。これだけ急速に成長した企業はなかなかないと思います。
創業者の二人はいずれも経営から離れていますが、もともとはスタンフォード大学院でコンピュータサイエンスを専攻しており、指導教官はAIの専門家でした。
それだけでなく、意識的にAIには早々に取り組んでいました。
テクノロジーの未来を語る有識者として有名なケヴィンケリー(初代Wired編集長)が、Google創業間もないころに創業者(どちらか失念)に目指していることを聞いたときに、「検索でなくAI」と回答したエピソードは今でも覚えています。
今では(Microsoftが支える)OpenAIとの競争で危機を迎えています。
現時点でも広告収入がほぼすべてなので、その前提として「Google検索」という顧客接点を奪われるのは致命的です。
この1年で技術の進化は目覚ましいものがありました。来年もさらに激しい動きが予想されます。
長期でテクノロジーの流れを見るときに1つの参考になるのが、前述のケヴィン・ケリーが著した「テクニウム」です。
超ざっくり言えば、テクノロジーの進化には固有のルールがあり、生命の進化のように今後自己増殖的に進化していく、というものです。
そして、今後テクノロジーと人類との相互接続も深くなっていき、境界があいまいになっていきます。
ちょうどこれはテクニカルシンギュラリティの考え方に符号していきます。
シンギュラリティは過去にも紹介したので引用にとどめておきます。
テクノロジーが我々人類含めた生物と融合していく意見は結構出てきており、世の中の話題になったものをもう1つ添えると「ホモ・ゼウス」が思い浮かびます。
細かい論点は違うと思いますが、両者で大きな違いはそれをどう受け止めるか、です。
ケヴィン・ケリーは楽観主義者で、ユヴァル・ノア・ハラリは悲観主義者として知られています。
翻って、冒頭にふれたGoogle検索2023年のNewsランキングを見てみます。
うーん、これだけ見ると悲観的になってしまいそうですが、そこは意思をもって楽観的に未来を創っていきたいと思います。