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植物世代交代と恐竜の謎

前回、被子植物多様性の話をしました。

ようは、
1.4億年前に急に多様化が進んだ系統図をゲノム解析で明らかにした、
という話です。

ただ、改めて多様化を客観的に示したにすぎず、なぜこの時期に?という謎を解明したわけではありません。

これは、あのダーウィンさえも唸らした(自然淘汰の進化論で説明がつかなかった)「忌まわしい謎」としても知られています。

もう1つ忘れてはいけないのが、それまでの植物界の王者は「裸子植物」でした。それが逆に衰退したことも分かっており、これも謎です。

植物は基本的には種同士で傷つけあうことはしないからで、何か構造の違いによる適者生存の時代だったのかもしれません。

ここからは無邪気な憶測です。

1つの可能性として言えるのは、この1.4億年に栄えつつあった「恐竜」の存在かもしれません。

歴史的には、大体2.4億年前(三畳紀)に登場し、次のジェラ紀(ジェラシックパークの語源)でピークを迎えます。

このジェラ紀が終わるのがまさに1.4億年前です。

つまり、恐竜たちによって裸子植物が急速に摂取させられたのではないか?という仮説です。

改めての確認ですが、裸子と被子の違いは、種子の元となる子房がむき出しか否かです。

こちらのサイトによると、一般的に裸子植物は地味で目立たないものがおおく、それが捕食者から身を守る手段だったと考えられます。

それが、高い性能(広範囲への移動・高所へのリーチ力)を持つ恐竜という存在が支配的になることで、その品種が減っていったのではないでしょうか?

勿論被子植物も、子房に覆われているとはいえ、恐竜に見つかることには変わりがありません。
ただ、被子植物は、種子をミツバチなど他の生物が外部に運んでくれるので、種をつなぐリスクヘッジが出来るわけです。
この運び手の生物(ミツバチ?)も含めて栄えたことで、恐竜からは逃れつつ多様性を醸成したのかもしれません。(このあたりはややご都合主義ですが)

勝手な妄想ですが、この伝説的な生物「恐竜」が今日に至る生物圏に少なからずの影響を与えたのかもしれません。

となると今度は「恐竜」が躍進する背景、もっといえばその誕生の経緯が気になります。

今までは絶滅については触れたことがありました。もう隕石説がほぼ定説になっており、それはある程度謎が解かれたと思います。

上記記事にも触れてますが、今日の生物のタンパク質と符合しません。完全に異色の生物です。

改めてなんでこのような(今日の生物から見ると)規格外の巨大な生物が生まれたのか、また調べてみたいと思います。


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