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「ひまわり」を真似てエネルギー最適な都市を設計
美しさは数学で表現され、その中でも有名なのは「黄金比」です。
![](https://assets.st-note.com/img/1708471133930-WTPAeO6gGH.png)
この黄金比は、古代ギリシアから発見され、レオナルド・ダ・ヴィンチも「モナ・リザ」の顔の比率などいくつかの作品に生かしていたのでは?と考えられています。
ダ・ヴィンチについては過去に科学者の側面について書いたので載せておきます。
この黄金比、日常だとディスプレイや免許証などでも採用されています。
もしかしたら周囲を見渡すと1つは黄金比が見つかるかもしれません。
実はこれは、人類の専売特許ではなく、自然でも採用されています。むしろそれを人類が見つけたといったほうがよいかもしれません。
そのようなケースを紹介したサイトを見つけたので載せておきます。
そもそも、自然科学は自然から法則を見出すというアプローチなので、言われてみたら当たり前かもしれません。
自然科学の歴史上、最も自然の美しさを表した法則は「ネーターの法則」かもしれません。過去にも紹介したので引用しておきます。
「美しさ」ばかりを強調しています。
ところが、単なる美だけでなく、我々の暮らしに実用的に活かせるという興味深い研究が報告されています。
ようは、
ヒマワリの種の配置を生かして都市を設計したら、太陽光をうまく受け取れる、
という話です。
この種の配置が黄金比。これは全く知らなかったので驚きました。
それについて分かりやすく解説したサイトを見つけたので載せておきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1708471618822-QeQMjXS05G.png?width=1200)
ひまわりは漢字で「向日葵」と書くように、太陽のほうを向くことで知られていました。それだけでなく最適な受信配置とは・・・まさに生命の神秘です。
この研究は主に中東(イラク、ヨルダン、アラブ首長国連邦)の研究グループによるものです。
それまでは、格子や放射状パターンのレイアウトで建物を配置し、それだと太陽光がすべての建物に均等に届くとは限りません。
これをヒマワリの黄金比に沿ったらせん状に建物を配置すると、屋上とファサード (建物の外面) がより多くの日光を受けることがわかりました。
シミュレーション上は、屋上で 4%、ファサードで 12% パフォーマンスが向上するとのことです。
まだ机上のシミュレーションですが、こういった発想はとても関心があります。
特に中東のUAEは、なかなか奇抜(失礼)な建物で有名です。
現時点で最も高い塔はドバイで、近未来に完成するのも同じ国です。
高さ以外でも垂直都市を目指したLINEについては、過去にも紹介しました。
ちょうど以前に、植物を遺伝子技術で加工して清浄機機能をUPした製品を紹介しました。
まさに今、我々の生活で学ぶべき対象は自然なのかもしれませんね。