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宇宙から出来ること(心から平和を願って)

この数日は、世界で起こっている痛ましい出来事で頭がいっぱいです。

国際地政学的な因縁を踏まえても(例えば下記動画解説は相対的に分かりやすかったです)、戦争という政治的暴力は新しい悲劇を生むだけです。


そしてその暴力的手段として、最新科学技術が活用されているのが悲しくて仕方がありません。

実は宇宙関係者の間でも衝突がおきており、ロシアの宇宙機関(NASA相当)の代表が、次のような警告を発しています。

記事にもあるとおり、今ISSという閉鎖空間にはロシア・米国それぞれの宇宙飛行士が滞在しています。

彼らの視界から見たら1つの青くて美しい地球です。
今一体なにを思い、そしてお互い会話しているのでしょうか・・・


情緒的にならないよう、少しでも前向きな話題を振りまきたいと思います。

ウクライナ侵攻を受けて、ウクライナの副首相兼デジタル変革大臣のミハイロ・フェデロヴルさんからの呼びかけに対して、イーロン・マスク氏の返信がトピックになっています。(なお、イーロンだけでなくAppleなど大手IT企業にもそれぞれ呼びかけをしています)

要は、
ウクライナでStarlinkサービスを使えるように衛星の設定が終わり、受信出来る端末を準備中、
という話です。

Starlinkとは、要は地上の通信設備を衛星で賄うことで広範囲にインターネットサービスを提供するものです。

丁度先月に投稿しましたが、既にStarlinkは数千機が打ち上げられており、今回はまさに従来の地上通信設備を補完するケースになります。

要は、大手ですら賄えない通信環境の悪いエリアを補完してもらう意図ですが、このように宇宙ならではの強みは既存の補完としてもビジネスの可能性を秘めています。

出所:上記Note投稿記事

そもそも、なぜ今このようなネット環境の追加配備が重要なのか?

冒頭記事でも触れてますが、大手インターネット監視会社によると、ウクライナでのネットトラフィック総量は、侵攻後に減少しているそうです。

ウクライナ大統領がこまめに自撮り動画をネットにアップして団結や支援を呼びかけているのを見ると、1つの可能性としてサイバー攻撃で市民にネットを閲覧させないようにする、という可能性はぬぐえません。

実際侵攻直後から、ウクライナの大手銀行及び重要な取引先で、同時多発的なサイバー攻撃が起こっています。

衛星通信では、物理的にアクセスが可能な地上設備よりはサイバー攻撃を受けにくいというメリットが今回活かされることになります。

何よりも被害を被る現地住民の方々に、情報を受発信する権利だけはなくさないようにして欲しいです。

最後に、冒頭のISS離反への脅しについても、イーロンはTwitterで自社がフォローするとのコメントを発しています。

我々個々人が誰でも出来ることはないですが、小さくても出来ることを見つけたいと思います。

宇宙から見ると、地球はかけがえのないたった1つの惑星です。

直接被害に遭われた現地住民の方々が、希望を失わずにいることを、人類が持つ唯一の空に向かって心から願っています。

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