頂点を極めたシュワと敗れたスタローン。Nitflix『スライ』と『アーノルド』
はい、どーも、りゅうパパです。
このブログは、子供が寝静まったあとにパパが本音を話すブログとなっております。
本日は、11月からNetflixにて配信開始された『スライ:スタローンの物語』と、同じくNetflixにて6月から配信されている『アーノルド』を観ましたので、そのお話をいたします。
スライとアーノルドってどんな映画?
どちらもNetflixにて配信中の映画でございます。『スライ』は、シルベスター・スタローンが、『アーノルド』は、アーノルド・シュワルツェネッガーが自身の人生を振り返るドキュメンタリー映画です。
ざっくり二人の説明をすると、スタローンは1976年の『ロッキー』で脚本・主演を務め、底辺の無名俳優からスターになり、その後はロッキーの続編と共に、1982年にベトナム帰還兵のアクション映画『ランボー』も大ヒット、こちらもシリーズ化され、アクションスターとしての人気を得ることになります。
スタローンは、老いた(失礼!)アクションスターを集結させた映画『エクスペンダブルズ(2010年)』もヒットさせており、こちらのエクスペンダブルズもシリーズ化されております。来年2024年には、シリーズ4作目になる新作も控えており、77歳になる(2023年11月現在)今なお現役で活躍中です。
詳しくは、wikiでどうぞ。
アーノルド・シュワルツェネッガーこと「シュワちゃん」は、映画スターになる前にボディビル界の頂点に立ち、引退後に、映画界に進出します。『コナン・ザ・グレート(1982年)』などの出演を経て、『ターミネーター(1984年)』で当たり役であるターミネーター(T-800)を演じ、翌年1985年の『コマンドー』とヒット作を連発し、アクションスターとしての地位を獲得します。
シュワちゃんは、アクションスターとして頂点に立つと共に、90年代後半に俳優としての限界を感じ、2003年にカルフォルニア州知事に立候補し、初当選しており、2011年に知事としての任期を満了。その後、俳優業に復帰しています。
こちらも詳しくは、Wikiでどうぞ。
80年代ライバル関係にあったスタローンとシュワちゃん
上の説明でもお分かりのとおり、80年代は、ランボーだコマンドーだ!コブラ(1986年)だゴリラ(1986年)だ!と、二人はライバル関係にあり、しのぎを削っておりました。
あっちが15人殺したら、こっちは30人だ!より大きなナイフ、銃を使用しているのはどちらだ!と競い合い、シュワちゃんはアーノルドの中で「それは戦争だった」と語っています。
ただし、スタローンは、無敵のシュワちゃんに対し、自分は傷つき倒れる人間臭いヒーローであると語っています。
頂上を極めたシュワちゃんと敗れたスタローン、その後の人生
シュワちゃんは、『ターミネーター2(1991年)』で、キャリアの中でも最高の興行成績を記録し、アクションスターとして俳優として、頂点を極めることになります。
アーノルドでも描かれていますが、映画界の山頂を制したシュワちゃんは、そこからの景色から、別の山の攻略を模索します。ボディビル界、映画界の山頂を制し、次々とステップアップしてきたシュワちゃんの次の山は、政界進出です。
ただし、不倫スキャンダルにより、その山を制することはできず、途中で下山することになりますが。
一方、スライの中で、印象的だったのは、シュワちゃんに対しスタローンが「自分が敗れた」と認めていることです。
シュワちゃんは、『ツインズ(1988年)』『キンダガートン・コップ(1990年)』とコメディ映画でもヒットを飛ばし、それに感化されたのか、焦りか、スタローンも俳優の幅を広げるため、『刑事ジョー ママにお手あげ(1992年)』でコメディ映画にも挑戦しますが、惨敗。酷評されます。
スライの中でも、「人には向き不向きがあり、自分の長所を伸ばすべきだ。時間の無駄だった」と反省を述べています。
そんなスタローンは、80年代、90年代のシュワちゃんとの対決には敗れたものの、自分の長所を理解したことで、現在もロッキー(現クリードシリーズ)、ランボーの続編を作り続け、エクスペンダブルズという新シリーズまでクリエイティブし、アクション映画を作り続けています。
自分の勝手な解釈ですが、スタローンは、アクション映画界の山頂に着けなかったからこそ、77歳の今も、その山頂を目指し、挑戦を続けているように見えます。それは、まるで、常に挑戦者であるロッキーにも重なり、スタローンのその泥臭さが最高にカッコいいです。
まとめ
まとめますと…
スライ、アーノルドの2作品を観ることで、80年代、90年代にしのぎを削った二人の目線から、ライバル関係を深く知ることができ、実に興味深かったです。自分は、二人の残りの映画人生も追いかけたくなりました。
両作品ともNitflixにて配信中なので、80年代、90年代、同じ時代に生きた方には、オススメの作品でございます。
それでは、また。
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