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初心者向けフロップ以降の簡易アクション表

題記、記載してみました。色々課題もありますが、まずはフロップ以降のアクション方針がわからない人の取っ掛かりになればと思います。

まず「ハンドの強さ」と「自分の前のラウンドの最後のアクション」を確認

フロップ/ターン/リバーが始まったら、アクションの前に以下2つを確認

  1. 自分のハンドがどのような強さのハンドになっているか(後述の表)

  2. 自分の前のラウンドの最後のアクションが「チェック/コール」「ベット/レイズ」のどちらだったか

ハンドの強さ

フロップの基本アクション表

フロップは以下のようにアクション。ベットはポットの1/3の額を出す

フロップのアクション

注意点としては、フロップで自分のベットに対してレイズが来たら、次のターンの表に進んで判断してください。

ターン以降の基本アクション表

ターン以降(フロップレイズ後)は、以下のようにアクション。ベットはポットの額、レイズは相手のベットの3倍を出す。

ターン以降のアクション

(※1)後述のコール基準を満たさないワンペアはフォールド
(※2)ターン以降に一回以上ブラフしているときはチェック/フォールド
特に(※2)は注意
(オーバープレイを防ぐため)

ワンペアをコールしていいのかの基準

ペアのコール基準

メモはここまで、後は備考です


表作成の経緯

 初心者向けのプリフロップの表はいろんな人が作成しているのですが、フロップ以降のアクション方針を簡単な表にまとめたものはあまり見つからなかったので、作ってみました。

使用上の注意事項

 すべて正しいことを書いてあるわけではないので、あくまで最初の取っ掛かりとして使ってください。ここはバリューを取れるんじゃないか、ここはブラフできないんじゃないか、と思ったときに、この表から外れたアクションをとっても間違いだということはないです。
 また、時間があるときに後述の「このアクション表の主な弱点と改善方法について」も見ていただければと思います。

表を覚えるときのコツ

  1. プリフロップがベット/レイズで終わった後のアクションは必ずベットから入るようになっています

  2. 自分が前のラウンドでチェック/コールしているときは必ずチェックから入るようになっています

このアクション表の主な弱点と改善方法について

(1) マルチウェイの場合、ターン以降はペアやツーペアの価値が表の記載より下がります。コールするのがギリギリなペアをフォールドに、ツーペアをチェック/コールに回すことで、オーバープレイを防止することができます。

(2) このアクション表では、フロップで全てのハンドでコンティニュエーションベットしています。これは当たり前ではありますが、相手のチェックレイズには弱くなります。コンティニュエーションできないボードやハンドを覚えることでこの弱点を徐々になくすことができます。

(3) ターン以降は、ペアに関してはすべてチェック/コールにまわしていますので、ヘッズアップ(1対1)の状況ではトップペアでバリューを取りそこねる弱点があります。相手がトップペアより弱いハンドを持っていそうなら、チェック/コールからベットに変えるとバリューを取りやすくなります。

(4) ターン以降の二回目のベット/レイズはすべてバリューになっています(二回目のブラフを禁止しているため)。相手にこれがバレてしまうと、相手は勝っているハンド以外をすべて降りてしまいます。これは、ドローミスの一部を2回目のベット/レイズに混ぜることで解消されますが、すべてのドローミスをブラフに混ぜ込むのはやり過ぎなので注意しましょう。

その他にも以下のような弱点がありますが、これはGTOツールなどを使いながら徐々に改善していくのがよいかとおもいます。

  • アクションのラインによっては、非常に弱いハンドしか残っていない場合がある。(ターンベット/リバーチェック等)

  • スート三枚のボードでツーペアやセットをオーバープレイしてしまう可能性がある


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