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保育現場はチームである

私がハマったもの──それは幼児教育。
なぜなら、その世界は想像以上に深く、奥が深く、そして面白いから。
私が幼児教育を伝えたい理由は、教育現場で頑張る先生方のお役に立つだけでなく、もっと大きな視点で見れば、社会平和や家庭内の幸せの循環につながると感じているからです。
私は幼児教育の現場に携わり、今年で8年目になります。
この仕事を続ける中で、一番伝えたいことは
「保育現場はチームである」 ということです。

「保育現場はチームである」

正直なところ、保育の現場では、人間関係の悩みが少なくありません。
時には足を引っ張り合ったり、陰で批判し合ったりすることもあります。
でも、本来 保育は一人ではできない仕事 です。
大切なのは、心理的安全性のもとで、それぞれが自分の役割に力を注ぐこと。
それが人間関係を良くし、結果として「より良い保育」につながります。
より良い保育ができると、子どもたちが豊かに成長を育むことが出来る。
子どもが笑顔でいると、親御さんも安心する。
お母さんが幸せなら、家庭も自然と円満になる。
そうやって、保育現場の小さな輪が広がり、やがて社会全体に幸せの循環が生まれると信じています。

「良いチームを作るためにはゴールの共有が必要」

私が思う「良いチーム」を作るために最も大切なのは、ゴールを共有すること です。
たとえば、年度のクラス編成が決まったら、まずリーダーが「どんな一年にしたいか」「子どもたちにどんな成長をしてほしいか」「クラスの雰囲気をどう作るか」を議題に上げクラス担任同士で目標を決める。
この最初のステップがあるかないかで、チームのまとまりが大きく変わります。目指す方向が同じなら、それぞれの役割に自信を持って取り組めるし、協力もしやすくなる。
チームとしてのゴールを明確にすることで、一人ひとりが力を発揮しやすい環境が整っていくのだと思います。

「目標を可視化し、チームの方向性を揃えることが大切。」

そして 目標というゴールを明確にし、可視化することでゴールが見えていれば、たとえ保育のやり方が違っても、「この先生はここを大事にしているんだな」と理解し合い、協力しやすくなる。
また、「なぜ今この取り組みをしたのか?」がチーム内で共有できることで、互いに認め合える関係が生まれます。
これは行事や発表会でも同じです。
「この行事を通して子どもたちにどんな成長をしてほしいのか」「どんな感情を経験してほしいのか」 という目標も共有することで、先生同士の連携がよりスムーズになります。
さらに、親御さんへの協力のお願いの仕方を
ただ伝えるのではなく、「どうすれば伝わるか」をみんなで考えられるようになると、先生同士だけでなく 親御さんも含めた『保育現場はチーム』という意識が強まる と思っています。

「子どもの笑顔が生み出す、幸せの循環。」

ここからは、一人の保護者としての視点になります。
子どもの笑顔ほど、母親にとって嬉しいものはありません。
保育園や幼稚園で楽しそうに過ごし、友達とたくさん遊ぶ姿を見られることは、何よりの幸せです。
そして、子どもが楽しそうにしていると、自然と母親も笑顔になります。
母親の笑顔を見ることで、子どももさらに嬉しくなる。
その温かな連鎖が、家庭全体を明るくし、幸せな空気を作り出していきます。
私は、そんな幸せの循環が 保育の現場から社会全体へ広がっていく ことを信じながら、
今も幼稚園教諭として、日々力を注いでいます。
誰に相談すればいいのかわからず、誰に頼ればいいのかもわからず、誰を信じていいのか分からず
ただ一人で、もがきながら、がむしゃらに頑張った日々がありました。
でも、その経験があったからこそ、気づいたことがあります。
保育は、一人ではできないということ。
肩書よりも、それぞれの役割が大切だということ。
みんながいるからこそ、自分がいるということ。
この大切な気づきや想いが、今まさに現場で頑張っている保育士の先生、幼稚園の先生、すべての先生方に届いてほしい。
そして、若い先生方にも受け継がれ、未来へとつながっていくことを願い伝えていきたいと思っています。これからも幼児教育の現場がますます明るい未来へと発展していくことを、心からわくわくしています。

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