大雑把なAIイラストレーションのススメ
本記事では意識低いAIの使い方を追求していきます
以下の記事の続編となります。
肩に力を入れすぎずに、まったりAIを楽しんでもいいんじゃないかといった問題意識が根底にあります。
意識低い系の大雑把なプロンプトこそが面白い
というわけでね。今回はブログ記事を書くのにAIをまったりと使っていこうとおもいますッ(ユーチューバー風に宣言してみた)。
ブログにもいろいろ切り口があると思いますが、いわゆる雑記ブログとしてオススメなジャンルの一つが、ことわざ解説ですね。どこがいいかというと、わりと適当なことを書いてしまっても何となくいい感じにまとめやすいんですねッ(ユーチューバー風に言い切ってみた)。
ただ、ブログも文字だけしかないのは色々つらいです。アイキャッチとして、表題部分に何か本題と関連ありげな気の利いた挿絵が欲しいところ。そこでAIを使ってみようというわけです。
実践編
何はともあれ大雑把なプロンプトで適当なイラストを取得してみることにします。
ブログのテーマとしては「一石二鳥」を取り上げることにしましょう。それに関連する図案として、一つのアクションで二つの効果を挙げる的な何かを表現できれば素晴らしいですね。
最初の一歩
プロンプトは超適当にします。
さあ、何が出るかな?
ChatGPTよ、君がやりたかったことは何となく察しが付く。しかしだ、それでは人間が鳥を攻撃しているようには見えないぞ。むしろ人間の方が波状攻撃を受けてるよね?
描きなおしてもらいましょう。
さっきよりは、人間の方に攻撃側感は出てきたかも。でも、石が見えないし、二羽の鳥を同時攻撃するという、肝の部分が全く表現できてないですね。
やや方針変更
さすがにこちらの指示が大雑把過ぎたと認めざるを得ません。
いいでしょう。方針変更です。もっと即物的・具体的にアプローチしていくことにします。
どうじゃい、もうめちゃめちゃ具体化してやったぜ。さあ君の発想力と画力を見せてもらおうじゃないか、ChatGPT!
……うん、そうだな……。まあ絵として悪くはないと思う。これはこれで何かに使えそうではある……。
が、「対二羽同時攻撃」感を表現しきれていない点で、これまでの懸案を依然として解決できていません。
取り敢えず再描画を指示してみました。
怖いよ! が、しかし構図には捨てがたいものがあるな。この人物のポーズは悪くない。鳥の方を何とか出来れば使えるかも。
こういうときこそ、新しく実装された部分編集機能の出番。鳥の部分を範囲指定し、もっと小さく書きなおせと指示してみます。
まあ、人物が二羽の鳥を同時に攻撃しようとしている、という風には辛うじて見えますな。絵面としては充分面白く仕上がっています。ブログの扉絵にするとして、文章をうまく考えれば面白い記事に仕立て上げられるのではないでしょうか。ということで、完成ということにしましょう。
せっかくなので、この画像を改めてChatGPTに読み込ませて、文章を書かせてみました。
圧倒的じゃないか、わが軍は!
でも対鳥同時攻撃はいつのまにかどうでもいいことにされてますね。
おわりに
いい加減にAIを使ってそれをネタにして記事を紡ぎ出すということをやってみました。当初の理念からややずれたところに着地してしまった感もありますが、そういうズレをも許容し楽しむぐらいの余裕がないと、人は幸せになれないですよ。
このようないい加減なAI遊び。通信費以外カネがかからないし(私は課金のChatGPTを使いましたが、無料のcopilotでも同様のことはできます)、連休中の遊びとしてはなかなかに健全な部類に入ると思うのですが、いかがでしょうか。
GWも返上して勉強だ! より良い明日のために! よりよい未来のために! と頑張るのも結構ですが、ほどほどにしておくのが健康には良いかと思いますよ。