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AIにやってもらう書初め
あけましておめでとうございます。
早速ですが、Note運営から告知されている新年のイベントに便乗し、「書初め」ネタで一本書かせていただきます。
本Noteの趣旨を反映し、ずばり「AIに書いてもらう書初め」をテーマとします。二つの「お題」を用意しました。「書初め」と「一富士二鷹三茄子」です。
「書初め」
ImageFX
ImageFXは、今のところ日本語のプロンプトを全く相手にしてくれません。プロンプトは何とかして英語で作らなくてはなりません。
さて、書初め。この日本独特の風習をどう伝えればよいのか。
「書初め」は新年に向けた抱負や祈願を筆と墨汁で書く日本の伝統的な習慣を指し、英語ではThe first calligraphy of the New Yearと言います。
とりあえず英語の先生のいうことに従ってみます。
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おお、なんだかそれっぽい。日本人の姿をリアルに描きだしてくれることで評判のImageFXの面目躍如といったところでしょうか。
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Grok
お次は、X(Twitter)のサイトを通して使える新興勢力のGrokです。
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私はまだGrokを使いこんでいないのですが、芸風としてはImageFXに近い気がしますね。そしてImageFXほど気難しくなく、よほどのことがない限り何らかの画像は返してよこしてくれるようです。
ご覧の通り、かなりリアルな熟年日本人女性らしき人物像を描いてきました。文字が怪しすぎるのと、筆を持つ手が今ひとつ不自然なのが難点。今回得られた4枚の中では、構図としては以下の画像がベストかな。
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ChatGPT (ブログアートジェネレーター)
ブログアートジェネレータは、タイトル画像特化型画像生成GPTsです。プリセットされている9種類の画風からユーザーが一つを選択でき、それに基づいてイラストを返してきます。
まずは「水彩画風」を試してみました。
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悪くはない…けど、左上、障子が破れたようになっているのは何故だ?
何かの背景画像として、使いどころはありそうではあります。が、魅力的かというとそうも言いにくいというか。
次に、「3Dアニメ風」を試してみました。
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うーん。今ひとつ3Dアニメっぽさは感じられないですね。しかし、どういうわけかモデルの女性の年齢がぐんと下がりましたね。「アニメを喜ぶ層ならこっちでしょ」と忖度してくれたのでしょうか?
いずれにせよ、どちらを採るかと言われたら、やはり後者を選んでしまいますね。ChatGPTよ、お主なかなか分かってるじゃないか。
「一富士二鷹三茄子」
ImageFX
こんな記事を参考に:
日本語を受け付けないImageFXに何とか「日本の初夢にまつわる言い伝え」というニュアンスを表現したプロンプトを作ってみようとしたのですが、全て失敗。結局、何のひねりもない単語の羅列が最もまともな結果を生みました。
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道の駅とかにある「地場産の野菜売り場」に掲げるポスター素材にいいかもしれないですね。
Grok
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畑ばかり出してきたImageFXと比べ、より直接的にナスをフィーチャーしてきましたね。
道の駅で使うなら、こっちか。
日の光が鷹やナスに当たっている感じがなかなか良い雰囲気です。
ChatGPT (ブログアートジェネレーター)
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我らがChatGPTが出してきたのがこれ。こちらからは特に何の要求もしてないのに、何となく「日本特有の何か」を出そうという努力が感じられる反応が得られました。いろいろ学習はしているようですね。ただ、紫色の実は確かにナスっぽいですが、後ろの植物は違うよね。
終わりに
無料枠であるにもかかわらず、ImageFXとGrokはなかなか使えますね。特にリアル寄りの画像が欲しければ、まずはこの二つを試してみたいところ。敷居に低さでは、X(ツイッター)からアクセスできるGrokの方が少しリードといったところか。
もっとイラストイラストした画像が欲しければ、やはりChatGPTは安全牌ですね。ただ、やはりここは課金しないと。