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失敗を経て。。。僕が大切にしてきた部下との関り方
本noteをご覧くださりありがとうございます!
部下とのかかわり方って、シンプルなようで実はとても奥が深いですよね。皆さんも日々、部下とのコミュニケーションに頭を悩ませることがあるのではないでしょうか?
僕自身も、管理職になりすぐにチームビルディングに失敗し、部下とどう接するべきか、どうすれば信頼関係を築けるのかを試行錯誤してきました。
今日は自身の失敗を経て僕が大切にしてきた部下とのかかわり方についてお話しします。
1. 見落としがちな身体的リアクションの大切さ
「部下の話をちゃんと聞く」。これ、言葉にすると当たり前のように聞こえますが、実は意外とできていない人が多いんです。
ここでいう「聞く」、ここでは「聴く」と表現させて下さい。
ちなみにこの二つの違い、わかりますか?
「聴く」とは「理解しようと自ら進んで耳を傾ける」という意味を持ちます。
「当たり前じゃん!ちゃんとやってるよ!」
という方がほとんどだと思います。
ただ、ここで重要なのは、
「聴いているよということを相手にも伝える」
という姿勢ができているかどうか、という点です。
こうなると、いかがでしょうか?できていますか?
部下が話しているのに、上司がパソコンを見ながら「うん、うん」と生返事をしている姿、よく見かけませんか?また、リモート会議で上司がカメラをオフにして顔を見せず、声だけで指示を出している場面もよく目にします。
これでは、部下は「自分の話をちゃんと聞いてもらっていない」と感じてしまいますよね。思い返してみると、あなたも過去に同じような感情を感じたこともあるのではないでしょうか?
僕自身、これを無意識にやっていました。そして、様々な失敗を通じて僕が大切にしてきたのは、部下と対話するときは必ず目を見て、体をしっかり向け、うなずきなどの身体的リアクションを取ることです。シンプルなことですが、これを意識するだけで、部下が「自分の意見が尊重されている」と感じやすくなり、信頼関係が深まります。相手の目を見て話すことで、「君の話をちゃんと聞いているよ」というメッセージを自然に伝えることができます。
人によっては、これまでのやり方を目に見える形で変えることになるので抵抗があるかもしれません。僕も最初は気持ち悪いと思われたらどうしよう、とか、うまくいかなかったらどうしようと不安な気持ちでした。
ですが、一度想像してみてください。
部下が自信を持って意見を述べるようになり、上司に対する信頼がどんどん深まっていく、、、そんなチームが作れたらいかがでしょうか。
急でなくても良いです。少しづつでもよいので、自身の変えていってみませんか?
こういった小さなリアクションが、部下のモチベーションや信頼感を大きく引き上げるんです。
僕もこの一歩を踏み出して人間関係は大きく好転しました。これは仕事だけにとどまらず、プライベートにおいても大きな変化をもたらしてくれました。
2. 自分から心を開く大切さ
次に大切にしてきたのは、上司である自分が先に心を開くことです。部下に心を開いてもらいたいなら、まずは自分からオープンにならなければいけません。上司という立場にあると、どうしても「自分は弱さを見せてはいけない」と考えがちですが、実はその逆なんです。
ところが実際に僕は昔はこの逆のタイプでした。
無意識に自分の失敗や無知さを隠していましたし、弱さなんてとても見せちゃだめだと思い込んでいました。自分がプレイヤーとして得意分野の仕事をやっている時はそれでもまだやっていけたんですけど、やはりこの時はしんどかったなあと今では思います。
しかし、自分の専門分野から離れた新しい部署に異動した時、これではとてもやっていけないことを痛感しました。
自分の専門外のことをよく知るメンバーが部下になったのです。虚勢を張っていて部下の信頼を得られるわけがありません。
そこで、自分を変えるべく思い切ってこれまでの在り方を少しづつ変えていきました。
そこで僕が意識したのは、自分の失敗や悩みを正直に伝えること。自分のミスや無知を隠さず、率直に伝え、時には力を借りることでした。
ちなみにこれは後で気づいたんですが、僕の上司も同じことをやってくれていたんですね。
自分が未熟であることを認め、努力し、正直になることで、部下も「この上司なら、正直に何を話していいんだ」と感じ安心して意見を言ってくれるようになります。部下との信頼関係は、上司が先に心を開くことで築かれるものです。
3. 部下の意見を否定しない
部下が自信を持って発言できる環境を作るために、意見を否定しないことを強く意識しています。たとえ自分の考えと違う意見が出たとしても、まずは一旦受け止める。「そういう視点もあるんだね」と認めることで、部下は「自分の意見が尊重されている」と感じることができます。否定されると、その瞬間から部下は心を閉ざしてしまい、次に意見を言うことをためらうようになります。
ちなみにかつての僕はこの否定するタイプの人間でした。思い出すと本当に恥ずかしいです。。
ですが、これも当時の上司の僕への関わり方が大きな気づきを与えてくれました。
実は、部下の意見を尊重することで、予想外のアイデアが生まれることも多いんです。僕も部下からのフィードバックを聞いたことで、自分では考えつかなかったような新しい視点に気づき、そこからプロジェクトが大きく進展した経験があります。
部下の意見をしっかりと聞き、受け止めることは、心理的安全性のある環境を作る第一歩です。これができると、部下は「この職場では自由に意見を言っていいんだ」と感じ、どんどん積極的に意見を出すようになります。
4. 心理的安全性の保たれたチームが生み出す効果
心理的安全性が高いチームでは、驚くほどのアイデアやモチベーションが生まれます。僕が過去に率いたチームにも、最初は控えめで発言を遠慮するというメンバーもいたのですが、僕自身が先に心を開き、部下の意見を否定せずに受け止めていくうちに、徐々に自信を持って発言するように変わっていきました。
その結果、自分では思いつかないアイデアが次々と生まれ、チームの知見が広がったり、新たなソリューションの発見にも繋がりました。特に印象的だったのは、あるプロジェクトにおいて部下のアイデアがきっかけで進行が大きく改善されたことです。僕が思いもよらなかった視点からの提案があり、それの結果がプロジェクトの成果にもつながりました。
さらに、こうした環境を作ることで、部下が自走するチームが育くまれていきます。上司が一から十まで指示しなくても、部下が自分たちで考え、動けるようになるんです。心理的安全性の高いチームは、メンバーが主体的に行動し、問題解決のために積極的にアイデアを出して動くようになります。
まとめ
僕が大切にしてきた部下とのかかわり方は、決して難しいものではありません。目を見る、体を向ける、うなずくといったとても基本的な身体的リアクションから始めることができます。そして、自分から心を開き、部下の意見を否定せずに受け止めること。これを続けるだけで、心理的安全性のあるチームは作れます!
その結果、部下は自信を持ち、自由に意見を言い合える環境が整い、チーム全体のパフォーマンスが向上します。そして最終的には、部下が自走するチームが形成され、上司としての負担も大きく軽減されるんです。
今日からでも、少しずつ意識してみてください。部下とのかかわり方が変わることで、チームが驚くほど成長していくはずです!
ただしここにきて「それは頭ではわかってるんだけど、それがやっぱりできないんだよなあ」と言う方は、以下の記事もぜひご覧になってください。
きっと今のあなたの悩みを解消するためにお役に立てると思います。
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