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仕事なんだから、自由に楽しくやる。
「仕事なんだから」
その言葉が嫌いだった。
前職の先輩は、よく言った。「仕事なんだから、我慢しろよ」「納得できない気持ちは分かるけど、仕事なんだから、やるしかないよ」
仕事だから、楽しくないこともやらなければいけない。仕事だから、納得できない理不尽も受け入れなければいけない。
周りの大人たちはそう言った。
でも、僕は耐えられなかった。人生の貴重な時間を、面白みもなく社会のためになっているとも思えないことに使いたくなかった。現場で一生懸命汗を流している人の意見よりも、自分の出世しか考えてないじじいの鶴の一声がデカいことが許せなかった。
それが仕事なのであれば、僕は仕事に向いていない。だから仕事をやめた。ニートになった。
給料は、我慢料ではない
新卒で入ったスポーツ新聞社を退職したのが、2020年12月末。
翌2021年から自分の人生は大きく変わっていった。
2021年1月、複数の仕事を同時並行するスラッシュワーカーを目指すオンラインチーム「スラッシュワーカーズ」に加入。
2021年4月、大型シェアハウス「カミキタハウス」に入居。
関わる人と住む場所が変わった。
スラッシュワーカーズとカミキタハウスでの出会いは、あまりにも大きな影響を与えた。
それぞれのコミュニティには様々な人が所属しているのだが、総じて言えるのは、仕事を楽しんでいる人が多いこと。衝撃だった。
会社員時代、僕の周りには「給料=我慢料」という考えを持っている人が多かった。そこに強い違和感を覚えて「仕事なんてやりたくない!」と退職した。
ところが、新たに出会った人はとても楽しそうに仕事をしていた。我慢なんて全然していなさそうだった(笑)!
やはり僕の感覚は間違ってなかったと思ったし、新たな世界に足を踏み入れたことにワクワクした。
働き方は、会社員だけではない
スラッシュワーカーズやカミキタハウスで出会った仲間たちには、会社員ではない人も多かった。フリーランスや経営者、というやつだ。
世の中には、色んな働き方があることを知った。
フリーランスなら、わがままで不器用な自分でも働けるかもと思った(笑)。
2021年5月、フリーランスのライターとして仕事をスタート。
そして、今に至る。
色んな課題はありつつも、お金をもらうために我慢する仕事ではなく、楽しい仕事ができている。好きな人を取材したり、好きなことについて自由に書いたり。
自分らしい働き方をするきっかけを与えてくれたスラッシュワーカーズとカミキタハウス、ありがとう。マジで感謝してます。
今日は26歳最後の日。最高の1年間だった。会社員退職に始まり、世界遺産検定マイスター合格、スラッシュワーカーズ加入、カミキタハウス入居。1年前には全く考えられなかったフリーライターとしてのキャリアもスタート。我ながらファインプレー続き。何より出会いに恵まれた。27歳も素晴らしい1年に。
— コージー🌏世界遺産ライター (@koji__O) November 24, 2021
働くことは、自己表現
自分にとって、働くとは何なのか?
この2年間、考え続けてきた。
僕にとって、働くことは自己表現だ。
フリーランスというのは「自分の決めたルールに従って、時間も場所も自由に生きていく」という自己表現。
ライターというのも「自分の書く文章で、誰かの心を動かしたり、行動を変えたりしたい」という自己表現なのだ。
だからこそ僕は、面白くない仕事や、納得できないことに耐えながらやる仕事をしたくない。
仕事なんだから、自由に楽しくやる。そう、心に決めている。
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