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【滞在ホテル全調べ】バスタブ有無を調査!各ホテルの広さと関連性は?
今週もトコトンホテルを調べましたシリーズ。第5段!
今回は宿泊した客室の「バスタブ有無」を調べ、色々と考察してみました。
個人的にはその有無を前提にホテル選びをしたことはあまりないのですが、皆さんは気にされたことがありますでしょうか?
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国内の人はバスタブ欲しい派の人も多めな印象はありますが...。早速本編行ってみましょう。
【リサーチ前提】
・筆者が宿泊したホテルのみの調査(約100室分)
・宿泊した時点での記録なので、現在は変わっている可能性はあります
⚫︎バスタブ有 or 無の調査
まずは、筆者の滞在したホテルの統計から。
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バスタブがあったホテルが6は割弱とやや多めの結果。「無」は、いわゆるホステル系のホテルで共用部にあるタイプを示しています。
4割弱のホテルはシャワータイプのホテル。出張時など、コンパクトに滞在した時のホテルに多かった印象があります。
これだけだと、イマイチ発見がないので次のリサーチデータへ。シャワータイプがどんな場合に存在しているか?に注目してみたいと思います。
⚫︎バスタブ有無と部屋の広さの関係
どの程度の広さのときにシャワータイプが存在しているのか?というリサーチ。
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・右に行けばいくほど大きい部屋
・上にプロットされているのがバスタブ有
・下にプロットされているのがシャワータイプ
という表になります。ここから読み取れることをメモしていきます。
▽物理的な条件から決まること
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まず黄色丸部分、50㎡以上のお部屋でシャワータイプはありませんでした。十分な広さがあるのであれば、バスタブは有前提で設計が進められることがほとんどなのでしょう。
逆に20㎡以下でもバスタブがある赤丸エリアですが、*3点ユニット型がかなりの割合でした。
*3点ユニット:バス、トイレ、洗面が一体になっている水廻りのこと
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割とネガティブな印象を持つ方もいる3点ユニット式ですが、小さな部屋でバスタブを導入する上で、面積効率が良い商品となります。
▽どちらを選ぶか悩ましい広さ?
20〜30㎡程度のエリアではどちらも満遍なく存在しています。
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そこまで余裕がある平面サイズというわけでもないため、「バスタブスペースとして優先するか」「シャワーにしてその分他のスペースをゆとり持たせるか」という考え方の違いを検証することになりそうです。
▽意図的に“シャワー”タイプを選んでいそう?(事例付)
40㎡あたりのサイズになっても、シャワータイプを選んでいるホテルがあります。(赤丸部分)
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客室広さを考えると十分バスタブも十分入りそうなので、意図的な選択がありそうです。
少し事例を見てみましょう。
▼HOTEL K5 <High Ceiling K5 Room 38㎡>
海外の建築家による設計ということもあるか、シャワータイプを違和感なく取り込んだホテル。
このホテルに泊まる人は機能というよりはスタイルを求める人も多そうなので違和感なし◎
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ちなみに、バスタブ有のお部屋も一部ありますよ!
▼界 加賀 (和室 41㎡)
温泉ブランドなのでそりゃ、客室になくても良いか!という発想。このタイプは確かにたくさん有りありますね。
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▼その他:海外ホテル
その他、蓋を開けてみるとほぼ海外ホテルでした。
・The Cabochon Hotel 36㎡
・Dewa Phuket Resort 37㎡
・Quark Hotel Milano 38㎡
・Club Villa 41㎡
世界的な水準で考えると、日本は空間に対して頑張ってでもバスタブを入れる優先順位は高そうなことがわかりますね。
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⚫︎豆知識:“バスタブ付きシャワーユニット”なるものがある
最後に少し番外編のご紹介。これは日本特有?の欲張り商品なのですが、シャワーユニットのサイズなのにバスタブが付いているというもの。
https://www.biz-lixil.com/s/hotel_bathroom/pdf/wet-dry.pdf
HPにも記載がありますが、まさに
限られたスペースでも湯船は設置したい…
というニーズに応える商品。
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なるほど、3点ユニットバスで気になってしまう"シャワーカーテン"がなく、ガラス引き戸でしっかり区切られているのは良さそうですね!
商品名"WET×DRY"のコンセプトもまさにそうで、WETゾーンをコンパクトながらもしっかり仕切るという所から名付けられています。
どうやらオークウッドホテル京都御池にて実装されているようなので、いつかぜひ試してみたいと思います。(下記HP参照)
サービスアパートメントタイプなので、コンパクトな部屋でもバスタブ需要がそれなりにあると想定されたのでしょう。
今回は以上となります。
水まわり関連では「バス・トイレ・洗面」のそれぞれが一体なのか、独立計画されているのかも気になっているので、整理出来次第発信します!
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ではまた!