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大人になっても、「おジャ魔女どれみ」が心に響く。
不登校だった小学3年生の頃、私に希望をくれたのは、当時家で加入していたひかりTVで見た、「おジャ魔女どれみ」というアニメでした。
人と違う何かになりたい。
特別になりたい。
選ばれし、何かになりたい。
そんな少女の気持ちに刺さったのが、アニメ・おジャ魔女どれみで、
主人公たちがなる「魔女見習い」でした。
不登校少女は、魔女見習いに憧れた。
「おジャ魔女どれみ」は、主人公の小学生の女の子・どれみや、
その周りのお友達がとあるきっかけで魔女見習いになって、
一人前の魔女を目指す物語。
その中で、クラスメイトの友達や、魔女たちの悩みを魔法で解決する作品。
わたしはひたすら”魔法”の存在に憧れて、
どれみちゃん、はづきちゃん、あいちゃん、おんぷちゃん、ももちゃんという”仲間”に憧れた。
ただそれだけだった。
そんな少女が、22歳になった。
今でも魔法少女に憧れる気持ちは変わらない。
その気持ちを抱きながら、忘れないようにしながら、
今は小学校の教員免許を取ることを目指している。
そして最近、ふと、「おジャ魔女どれみ」を見直した。
今までも何度も見直してきたが、不登校支援を始めてから、教員免許の取得を目指してから、始めて見直した。と思う。
なぜだろう。何度も何度も見直してきた作品だったのに、
今、とんでもなく、響いている。
どれみちゃんたちだけじゃなくて、
魔法を使えない、どれみちゃんのクラスメイト達も、
みんな小さいのに、それぞれ、
その身体の大きさには負担しきれないほどの大きな悩みを抱えていて、
その気持ちをどう処理していいかわからず、もがいている。
それを傍から見ているどれみちゃんたちが魔法で解決したり、
お母さんお父さん、先生たち大人が、ヒントをあげている。
子どもは凄い。
怖いものを知らない。
だからこそ、前に進めない子もいれば、進みすぎてしまう子もいる。
学校という小さな社会で、頑張って生きようとしている。
いつの間にか、背中と、心に生えた翼が大きくなって、
大人の手を借りないようになっていく。
子どもはちっぽけなんかじゃない。
子どもは、立派な心を持った大人だ。
ただ、経験値が少なくて、身体が小さいだけの大人なんだ。
22歳になっても、まだどれみちゃんたちに教わることは多い。