=AKANE= あとがき
スピンオフ「茜」、お楽しみいただけましたでしょうか?
本編「だって、恋したいもん!」を書いているときに、設定で茜は過去に「何かあった」としていたのですけれども…
その「何か」は特に決めてはおらずに物語を進めてしまって、
書いていながらもどのタイミングでどんな話を出してこようかと考えてはいましたけれど、
あまりそっちに頭がいってしまうと本編が迷走してしまいそうだったのでひとまずは置いておくことにしました。
それに本編中にサブキャラの話を出してくるとワンピースみたいに超ロング大作になってしまい、読むのが大変になってしまいそうでまずは本編を完結させることにしました。
ただやっぱり含みを持たせた表現をした以上はその「何か」をはっきりさせておきたい気持ちがnoteで本編を公開し終わってからふつふつと湧いてきたもので、
約一ヶ月ほどかかりましたけれどその「茜の過去」を書いてみました。
本編を書いているときは「茜が男に裏切られるような何かがあった」ぐらいしか考えてはいなかったのですが、
いざ書き始めてみても全くストーリーが出てこなくて、
まずは相手のイメージを膨らませようと樋口くんの絵を描いてみたものの、
本編は登場人物全てが一応実在の人物だったのでキャラが勝手に動いて自然とストーリーが進んでいきましたが、
架空の人物は性格も何もかもが未知で話が全く出てきませんでした。
ただ、内容的には浮気されるとかこっぴどく振られるとか傷つけられるとか…
そう言うのは私は苦手で、
やっぱり茜らしくポジティブな別れをドラマチックに演出したくてこのようなラストになりました。
それに加えて高校から始めたテニスで二年生で部のエースになった所以も合わせて書きたかったのもあり、
その二つを軸としてストーリーを考えるとやはり樋口くんのキャラ設定が自然と湧き上がってきました。
そしてラストからは本編に繋がるようにと「=AKANE=」の最終回と「だって、恋したいもん!」の第一話をシンクロさせてみました。
ここから本編を読んでいただけるとまたより読み込めるのではないかと思います。
よく物語を作る上で「バケツに三杯泣かせる」にはそれだけの犠牲が必要、
と言いますけれど…
ワンピースではベルメールさんがアーロンに撃たれたり、
エースがサカズキに殺されたり、
コード・ブルーでは黒田先生が医師生命を絶たれる事故にあったり…
そう言ったものを躊躇なく書けるのが名作家なんでしょうね。
この話を書く上で絶対にブレないようにしたのは茜の性格で、
「茜は茜らしく」を意識して書きました。
そして書き終わって読み直して、
エンディングテーマは何が良いだろうかな?
と、考えるとやはり一番に櫻坂46の「思ったよりも寂しくない」が出てきました。
本編中の茜の明るさとか、
仲間同士の仲の良さとか、
今は笑顔で過ごせている茜にはピッタリな曲だと思いました。
それにMVにはモデルになった本当の「守屋茜」も出ていますよ♪
ご存知ない方はどの子なのか探してみてくださいね。
ちなみに最初に出てくるポニーテールの子は山﨑天ちゃんと言う最年少の子です。
それとちなみに…
=AKANE=の最終回の公開日は本編の設定の最終回の前日でした。
本編の最終回は祇園祭の宵山で7/16です。
本当は昨日このあとがきを書くつもりだったんですけど…😅
今日は三年ぶりの山鉾巡行が行われており、
今テレビで見ていますよ♪
さて、それでは次回作についてですが…
たぶんもうありません😅
これからは読み専でみなさんのもとにお邪魔させていただきたいと思います😄
それではまた✋✨