=AKANE= 第十四話 余計なこと
夏休みも部活は毎日あり、グラウンドを広く使えるようにとバレー部と午前午後を交代で使うようにしていた。
午後の部活のときは私は朝の日課のランニングをしてから部活に参加し、午前の部活のときは早朝のランニングからの部活で、午後からは彼と二人で船岡山公園へ行ってトレーニングしていた。
そんな彼とのトレーニングが私は楽しみだった。
彼がどう思っているかは多くを話さない性格だったので、その表情から読み取るのは難しかった。
ただ彼は私の足りないポイントを的確にアドバイスしてくれるの