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「はじめまして」のことから2022年を振り返る

あっという間に、2022年も終わりが近づいてきました。

子どものころに比べて、年齢を重ねるごとに「はじめて」のことが減っていくから、1年が早く感じる

というお話を聞いたことはありますか?
それとは関係なくですが、わたしは1年のうちに1つは「はじめて」のことをしたり、場所へ行ったりしたいなと思っています。

それでもやっぱり今年もあっという間に過ぎてしまったなと感じるのですが、30年ちょっと生きてきてはじめてのことはいろいろあったので、1年の振り返りとしてまとめてみたいと思います。

1月

東京で年末年始を過ごす

2022年は、帰省はせずにはじめて東京で新年を迎えました。お正月は都内のホテルに泊まってみました。

近場で非日常が味わえるからいいですね。また特別な時にはそんなふうに過ごしてみたいです。

toggle hotel suidobashi にて。カラーと間取りが独特なお部屋

3月

自由に水彩画を描く

水彩画のレッスンの集大成として、はじめて自分でモチーフを選んで描きました。

苦手だった水彩画が好きになれました。結構ここで満足してしまって、その後なかなか筆を保つ時間をつくれていなかったのですが、また来年は時間を見つけて水彩画を続けたいです。

だるまの立体感が出てくれたので満足


藤森照信さんの茶室を見に行く

大学で建築を学んでいたときに、客員教授としていらした藤森さん。自邸の「タンポポ・ハウス」のインパクトもすごかったけど、それとともに印象に残っていたのが、実家の畑につくったという茶室のシリーズ。

建築というものはたいてい依頼主がいて、その人やまちのためにつくることがほとんどだと思います。

自分がつくりたいものをつくると、なにができるのか、どんな自由があるのか、というのを見れた気がします。

茶室《空飛ぶ泥舟》の前で


土鍋ご飯をスタート

かもしか道具店の「ごはんの鍋」を購入しました。炊飯器と半々くらいでつかっています。

きっかけは、炊飯器で炊いたご飯の残りを毎回、お茶碗1杯分ごとにラップをして冷凍庫に入れることがストレスになっていたことでした。

わが家は二人暮らしで、ご飯を炊くときは2合なのですが、だいたい残ったとしても翌日には食べ切れる量です。でも、夫は保温をしたままにしたご飯が嫌い、わたしは保温を切って硬くなったご飯が嫌い、というので冷凍することが美味しく食べられる手段でした。

それだけのことですが、何度も繰り返していると結構な量のラップを使っているのが気になるように。そこで、ご飯が残ったときはそのまま冷蔵庫に入れられ、電子レンジでチンできる土鍋を導入してみることに。

直火でご飯を炊くときもありますが、炊飯器のご飯をうつしておひつとして使うこともあります。今のところ、このお鍋でご飯を炊いて失敗したことは一度もありません。

ころんとしたフォルムも可愛い。愛着が湧きます

4月

金髪にする

インナーカラーはしたことがあったのですが、全体をブリーチをしたのははじめて。似合うかどうかとかは置いといて、やってみてよかったです。

なぜそう思ったかは、以前noteに書いたのでここでは割愛します。

実は、秋に一度暗い髪に戻したのですが、その1ヶ月後くらいにはまたブリーチしました。最近は、ベリーショートにしたい衝動とたたかっています。

通りすがりの猫に遊んでもらう金髪になったわたし


真っ白い靴を買う

靴は汚れるもの。白は汚れが目立つ。
だから、ずっと避けてきていました。でも髪を明るくしたら今まで着ていなかったような色の服を着てみたくなり、それに合う白い靴が欲しくなりました。

ついでに言うと恥ずかしながら、わたしはリボン結びがものすごく苦手。靴紐がないムーンスターのこのスニーカーはわたしにぴったりでした。

「厨房や食品工場で使われるキッチンシューズをデイリーユースに」したデザインらしい。履き潰したらまた同じものを買いたいくらい好きです


苔玉を育て始める

実際には、3月からスタートはしていたのですが。実家にあった祖父の苔玉を一つもらってきて育て始めました。

調べたら、一般的に苔玉は3年くらいで一回ほぐしてつくり直すらしいのですが、わたしがもらってきた時点で祖父がお世話できなくなって5年くらいが経っていました。

それでも春には芽を伸ばすのだから、すごい。どうなるかわかりませんが、しばらく様子を見守っていきたいと思います。

少しずつ葉っぱが伸びてきた様子

5月

カンガルーを真上から見る

まずカンガルーを見るのもはじめてだったかもしれない。
彼らは寝ていました。すやすやと。たしかこの日はとても暑かったはずで、日陰で休みたかったのだと思う。

この寝ポーズ最高ですね。かわいい。

足立区生物園にて。コンパクトだけど植物園、水族館、動物園ががっちゃんこしたような内容で大人300円なのはうれしい。

6月

猫カフェへ行く

SNSのプロフィールに「猫と暮らすのが夢」と書くくらいには猫が好きです。昔は実家で一緒に暮らしていた時期がありました。

満を持して友人と猫カフェへ。ところがどっこい。なんだか自分の反応が想像と違ってちょっと呆然としてしまいました。

よその家の子(猫)には、自分から無理にコミュニケーションをとりに行ってはいけないぞ。相手は怖いかもしれないからね。というセンサーが反応して、ひたすら近づき過ぎないように見守り続ける時間となりました。

それでも幸せ。

わたしにとってあなたたちは存在していることがもうスペシャルです

7月

柴又へ行く

寅さんのまち、柴又へ。友人と一緒に巡りました。自分1人ではいかなかったであろう場所に行けるので、フットワークは常に軽くありたいです。

特に印象的だったのが、柴又帝釈天題経寺の木彫。事前の情報は仕入れずに行ったのですが、とにかく圧倒されました。

ただでさえも複雑な造形が何層にもなって立体感を生み出しているのがすごかったです。


お江戸上野広小路亭で落語をきく

こういった場所に行くのははじめてで何もかもが新鮮でした。この日は、若い落語家さんの公演に行ったのですが、お客さんも若い人がいっぱいでびっくりしました。

講談とか寄席も行ってみたいし、歌舞伎とかもみてみたいです。

横構図におさめるのは無理だった(笑)こういう場所はいつまでも残っていてほしい


体験型のゴッホ展

角川武蔵野ミュージアムの「ファン・ゴッホ ー僕には世界がこう見えるー」へ。いろいろなアートイベントや美術展に足を運んできましたが、これまでにない体験でした。

多くの人と一つの空間で360度に投影されるゴッホの絵を鑑賞するのは不思議な感じがしました。絵画そのものを観るのではないというだけでも新鮮ですが、そこから自分が受け取れるものはなんだろう、と考える時間自体がおもしろかったです。

自分の体にも作品が投影される、不思議な空間
ちなみに隈研吾さんの設計。住宅街に突然異質な建築が現れるのでおもしろかったです

10月

京都駅から電車で移動

京都には何度か行ったことがあったのですが、そういえば新幹線を降りてから電車で移動をしたことがありませんでした。

そのため、ホームにはられたロープ?や「◯」「△」などの記号をつかった案内のシステムを理解できず…。神戸出身の夫はこれがある方がわかりやすいそうです。

今後はきっと1人で行っても移動できる。はず…。

電光掲示板の「◯」「△」をみて、乗客の混み具合かと思っていました


金継ぎをする

おうちでできる簡易的なものですが、金継ぎをしてみました。愛着のあるものを長く使うための方法としてとてもいいですね。

お気に入りのものは割らないにこしたことはないのですが、こういう方法があると知っておけると、大事すぎて箱にしまったままのお皿の登場回数も増えるかなと思いました。

割れてしまったところの模様が見事に味になって愛着が増します

11月

大河ドラマ『鎌倉殿の13人』にハマった末

大河ドラマが好きな友人ふたりに混ぜてもらい、大河ドラマ館に行ってきました。本当は10月に約束していたのだけど、わたしが体調を壊してしまい延期に。回復を待ってくれて嬉しかったです(涙)

そもそも大河ドラマを一回も見逃さずに完走したのがはじめて。まだまだ余韻に浸っております。

どどーんと目の前に現れたパネル。出演者のサイン一つひとつに会話が止まなかったのが本当にたのしかった


個人の仕事で泊まりがけ出張

東京が暮らしの拠点だとしても、地方のお仕事をしたいなと常々思っていたので、嬉しいことでした。

この時のお仕事は大学時代の友人夫婦からの依頼なので、こればかりは本当にご縁に感謝です。未熟な部分もありますが、チャンスをいただけたことはとても嬉しかったです。

年明けには形になって、お届けできる予定です。

仙台市のオブホテルにて。連泊したいホテルでした

毎月満遍なく話題があるわけではありませんでしたが、今年もいろいろな「はじめて」に恵まれていました。

これは、ただ待っていたら訪れた偶然ではなくて、自分で行動して得た経験だと思っています。いくつになってもこんなふうに「はじめて」を大事にしたいし、行動していけたらいいなと思いました。

そして、どんなに小さいことだとしても、自分が行動できたことを喜べる自分でいたいと思いました。

来年もたくさんの「はじめて」をたのしみたいと思います。

おまけ

道を歩いていたら、黒くてそれなりに大きい生き物が動くのが見えました。なんなのかがよくわからなくて様子を見ていたのですが、同じようにその生き物を見つめる猫が1匹…。

どうやら、黒い生き物はカエルのようでした。

こんなシーン、今後みることはないだろうと思って慌ててスマホで写真を撮りました。笑

猫はカエルを襲うことはなく、そのまま横切っていく姿を見守っていました

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Koimizu Shiori
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