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NMB48安部若菜さん執筆の小説『アイドル失格』を読んでみた

前回のnoteで『トラペジウム』の感想を書きましたが、せっかく青春小説を読むならベタな展開が好きです。

今回エキストラとして参加したドラマの原作『アイドル失格』もアイドルに関する小説だけど、こちらは瑞々しくて甘酸っぱい青春ストーリー。推しアイドルであるNMB48安部若菜さんが書いた作品だから神格化してるとかではないけど、やっぱり面白かった。

「選ぶのは、恋か、夢か」。
小説の帯に書いてあるキャッチフレーズだけど、NMB加入以降ノースキャンダルで、あざとキャラとか破天荒タイプでもない真面目なアイドルが執筆した作品ということを踏まえると、恋と夢のどっちを取るかは読む前からまあ予想できてるんですよね。なので手に汗握る展開とかどんでん返しはないです。

でも、恋が進展するにつれて次第に変化していく登場人物の心境が繊細に描かれているので感情移入しやすくて、クライマックスの場面はまるで自分がその場にいるかのように情景が目に浮かんでくる。
するすると読み進められて読後は高揚感と爽快感が味わえる作品でした。

ちなみに文章で読むと面白いけど映像化しちゃうとこれはちょっと映えないよねっていう場面はあって、ドラマ版ではストーリーが少し改変されています。
もともと文章だったものを映像に置き換えつつ同じ内容のものを作るのって難しいんだな〜と感じました。

監督や俳優さんが持っているような台本風のノートをもらいました(中身は大学ノート)


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