日記と短歌 5/31
また忘れた。なんか言いたかったのに。
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朝起きて、救われたい!!!とこんなに思ったのは久々だった。
「救われる」とは。
①ありえないレベルの創作の熱を持つ人に引っ張られ絆されて、大学を辞める破目にくらいのとこまで創作で生きていき、生きていけるようになること。
②創作なんて現実的ではありません。単位を取り、就職し、良い人生を歩みましょう。と綺麗に思わされ、うまくお金を稼げるようになること。
はあ。①の方が良いみたいにやっぱり書いてしまうけど実際どっちも最悪である。現実がどう動くかって、この①と②を振り子のように揺れ動くわけで、その振り子が止まったら、振り切れたらもう終わり。死。
救われたくなんか全然ない。
と一応強がるところから一日が始まってしまう。救われたい。
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18:30から歌会があって、今日の1日はすべてそこに収束することになっている。
それまでの僕は虚無でもう何も覚えてないんだけど、後輩と会ったのに挨拶もしなくて何食わぬ顔ですれ違ったのだけ本当に流石に自分が嫌になってしまってごめんなさいだった。
今日の歌会の題は〈本歌取り〉で、前日から考えてたけど全然完成せず、割と直前に本歌を決めて急いで作った。
意味じゃなくて韻律側から本歌取りをした結果、評で言われたけど、韻律っていう〈お題〉に対する〈大喜利バトル〉になった。
下句はべつにだけど「模試のあざらし」は本歌に〈判定勝ち〉してる、と評をもらって少し嬉しかった。自分では勝ち負け分からないし本歌取りは勝ち負けではもちろんないけれど。
「ブニュエル」にするか「マニュアル」にするか迷うのに時間を使った。人生に「ブニュ」か「マニュ」かで迷う時間があるのが本当に素晴らしくて嬉しかった。これだから短歌はやめられない。
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闇堕ちって言葉が生まれたのはいつだろう。
ぼくは今のところ振り子運動を信じているので「闇振れ」って言いたいな。人間そんな簡単に「堕ち」ないし、死ぬときは死んで僕の前からすっかり消えてしまう。とはいえ簡単でないことしかこの世では起こらないね。
あなたが笑顔でどこかへ走っていってしまうとき、どれくらい追いかければいいかわからない。帰ってくると信じているからだ。
あっちに振れた分だけ、力学でまたこっち振れる。
でもぷっつり糸が切れてしまったら?
死神は大きな鎌なんかじゃなくほんの小さな鋏さえ持っていれば、それで。
でもまだそれを見たことがなくて、糸は切れないと思っている。ただ、本当に「ぷっつり」いってしまったときに死ぬほど、それはもう死ぬほど後悔するのは目に見えている。
どちらもおんなじ強度で信じながら疑っている。そのせいでまた謎の重力が生まれて振り子が動く。
お酒をたくさん飲んでしまった。
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最近の水曜日はぜんぶ漏斗のかたちをしている。
で、木曜日の朝はいつも不定形ですごく気持ち悪くぐちゃぐちゃになってる。
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