(vol. 92)タネまきに時期について
1月8日(土)☀️12℃ー-1℃
月の満ち欠けとタネまき時期について書いた昨年の記事。
新月の2日前からタネをまくと良いということを書きました。
それに合わせて今年の夏野菜の種まきをしようと考えていましたが
色々調べてみると、情報によっては
満月5日前から満月までにタネまきすべし
とかいてあるものもあり、少し混乱してしまいました。
新月にタネをまく説よりも
満月にタネをまく説の方が圧倒的に多いです。
今日は、満月にタネをまくべき理由についてまとめます。
満月にタネをまくと良い理由
新月🌑
地球から見て太陽と月が同じ方向に位置する新月に種をまくと1方向にだけ引力が働くので、初根が遅れて芽の方だけが早く伸びてしまいます。
満月🌕
満月は、地球を挟んで太陽と月が反対に位置します。
引力が上方向と下方向に均一に働くので、芽と根がバランス良く成長し
苗が安定するのです。
満月の5日前から満月までに種を蒔くとしっかり初根してから芽がでてきます。
理論でいうと、満月にタネをまく説の方が納得がいきます。
本当に僅かな差なのかもしれませんが、ただでさえ肥料を使わずに作る野菜
僅かな差であっても利用できる自然の力は利用したいですよね。
定植は新月
新月は月と太陽が大地を引っ張り、苗も上に引っ張られよく育ちます。
移植・定植は、新月が良いでしょう。
春夏野菜のタネまきのスケジュール
この月と太陽の引力をもとに春夏野菜のタネまき、定植のスケジュールを決めていきます。
今まで、一般的なスケジュールにならって
3月にポットにタネをまいて5月に定植というスケジュールでやっていました。
しかし、毎年夏の長雨で野菜が弱ってしまうため
長雨が来る前に、野菜にしっかり成長してもらえるよう
・2月ポットにタネをまいて、4月に定植
・3月ポットにタネをまいて、5月に定植
この2つのパターンで試してみようと思います。
高温多湿な熊本での栽培ということで、一般的なスケジュールより1ヶ月早めてもいけるんじゃないかと思っています。
<ころの庭 夏野菜スケジュール>
草マルチの水分量について
太陽と月の位置で引力の働きが変わってくるというお話をしましたが
満月に向かうときは、水分が葉の方にいくので、水を多く含みます。
新月に向かうときは、水分が根の方にいくので、水分が少なくなります。
草マルチをするときも、新月に向かう時に刈り取った葉は、水分を多く含むため
一旦畝の外で乾燥させてから畝の上にマルチングします。
逆に満月に向かう時に刈り取った葉は、水分が少ないためそのまま畝にマルチングすることができます。
その流れでいくと、乾燥させなくてはいけない麦や大豆などは、満月に。
水分をいっぱい抱えていてほしい果樹は新月に収穫すると良いですね。
月光で発芽する
ちなみに、タネをまくとき好光種子と嫌光種子とありますが
発芽に必要な光とは太陽の光ではなく月の光だそうです。
嫌光種子は全くの月光を遮るのではなく、わずかな月光は必要なのでそこに注意が必要とのこと。
タネは月光で発芽するということを、初めて知りました。
まとめ
タネまきは新月なのか満月なのか問題。
月と太陽の位置や引力を考えると満月なのかなという感じです。
地球だけでなく、地球の外、宇宙の力も借りて
美味しい野菜を作りたいと思います!