(vol. 86)コンパニオンプランツには色々ある!?野菜の成長を助ける植物のタネまき
9月14日 🌂24℃-22℃
こんにちは。ころの庭のこいけ(@korosgarden)です。
私は、無肥料、無農薬の自然菜園で野菜やハーブを育てています。
自然菜園を始めるきっかけは、親族の影響ですが
野菜を育て始めて長年悩んでいた偏頭痛や気分のムラが落ち着いたことで
生きた土を触ることの大切さを知りました。
たくさんの生き物が暮らす自然菜園を目指しています。
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今は、夏野菜をリセットしつつ、秋冬野菜の準備どき。
今年は雨が多い秋で寒くなるのがいつもより早く感じます。
秋冬野菜の準備、種まきに関しては若干遅れていて焦っているのに、外は雨・・・・。どうしよう・・・。
秋冬野菜はアブラナ科の野菜がメインの自然菜園になります。
ただ、去年はアブラナ科の野菜が虫食いにより育ちませんでした。
今年は同じことにならないように、今ある知識でできるだけのことをしようと意気込んでいます。
もちろん、肥料や農薬は使わないし
土を豊かにするのもすぐにできるものではありません。
ではどうするかというと
野菜を組み合わせて成長を促すようにし、野菜を組み合わせて病害虫を防ぐ
『コンパニオンプランツ』です。
コンパニオンプランツ
まず、アブラナ科の野菜をはさむように
「カラシナ」「シュンギク」「サニーレタス」を植えます。
この3つの野菜は、「独特の匂い」と「赤色」により虫除けの役割をしてくれます。
コンパニオンプランツで大事なのが
種類・距離・タイミング
です。
どの植物同士を組み合わせるのか
どのくらい離すのか
いつ植えるのか
が非常に大事になります。
「カラシナ」「シュンギク」「サニーレタス」をまずは育てて
そのあと、大根やカブなどのアブラナ科の野菜のタネをまいていきます。
(▶︎▶︎コンパニオンプランツの3つのポイントについては「1m2で作る自然菜園」をチェック!)
コンパニオンプランツの種類
そして、コンパニオンプランツにはいろんな種類があります。
成長を促すもの、風除け、虫除けになるもの、害虫の住処になるものなど様々です。何の野菜を植えるか?その野菜にはどんな病害虫が出やすいのか?
風に弱いのか、日当たりが必要なのか、受粉が必要なのか
それに合わせて、選んでいきます。
◯バンカープランツ
「おとり作物」と言われ
野菜の近くにバンカープランツを育てると、野菜がかかりやすい病害虫の身代わりになってくれます。
バンカープランツに害虫に寄り付いたとき、それをエサとする天敵(クモ、カマキリ、テントウムシなど)が増えやすくなるので、野菜の害虫被害を減らす効果があると言われています。
赤クローバー、オオバコ・・・うどんこ病菌の寄生菌を増やす
ナスタチウム・・・・・・・・アブラムシ、ハダニ、スリップスの天敵を増やす
クリムソンクローバー・・・・アブラムシの天敵を増やす
白クローバー・・・・・・・・ヨトウムシの天敵を増やす
コスモス、マリーゴールド、ラベンダー・・訪花昆虫を呼ぶ
ソルゴー、エンバク・・・・・多くの天敵を増やす
◯バリアープランツ
畑全体を守るように、背丈が高い植物を壁のように2〜3条程度植える方法です。風よけにもなり、害虫の飛来も防ぐので、畑を取り囲むようにして植えても効果的!
ヒマワリ、ソルゴー、デントコーン(トウモロコシ)、エンバクやライムギなどの麦類。
ころの庭ではナスのまわりにエンバクを植え、テントウムシダマシが飛んでくるのを防いでいます。
◯ボーダープランツ
作物の畝と畝の間に、野菜を区分けするようにボーダープランツを栽培することで、作物に集まる害虫の天敵のすみかやおとりなどになり、病害虫の侵入を防止します。見た目が華やかで、葉も花も食べられるエディブルフラワーなどもあります。
コスモス、クレムソンクローバー、マリーゴールド、チャイブ、ヒナゲシ、ニラなど花が咲く植物など。
ころの庭では彩り豊かな自然菜園に!
とはいえ、難しく考えることはありません。
最低限の知識は入れつつ、畑を単一栽培にするのはではく少数多品目栽培にし
まわりには、ハーブやお花を植えて、見るだけでも癒される
自然の菜園にすれば良いのです!!
ころの庭では、ボーダープランツをメインにした自然菜園を目標にしています。
もちろん、ローズマリーやラベンダーは野菜の畝では育てない方が良いですし
相性の悪い植物を植えると取り返しのつかないことになりますので必ず確認する必要があります。
また、ニラと水仙の葉、ヨモギとトリカブトを誤食してしまうなんてニュースもよく聞きます。毒性のある植物を植えたり、それに似た植物を植える際は注意が必要です。
この秋植えるコンパニオンプランツ計画
エンバク
風よけ、虫除け、虫の住処にになる優秀バンカープランツです。
アベナシンという抗生物質を分泌するので
ハクサイやキャベツなどのアブラナ科野菜の「根こぶ病」を防ぐ効果があります。
今回は、キャベツの畝の端にエンバクのタネをまきました。
反対側は、大麦を売れる予定なので
大麦にバンカープランツ変わりになってもらいます。
さらにエンバクは刈り取ったあとは草マルチにすることで微生物の分布を改善させる働きがあり、病害虫を防ぐ効果があるんです!
冬は野菜の根元におくことで防寒対策にもなります。
夏はナス、冬はキャベツや白菜のバンカープランツに使えるエンバクのタネは一家に1つ用意しましょう😊
クリムソンクローバー
玉ねぎの畝の周囲にまいておくとよいマメ科の植物。マメ科の植物は、空気中の窒素を固定し、土を豊かにしてくれるので養分が必要な玉ねぎには大切なサポーター。
今年も玉ねぎの畝の端にクリムソンクローバーのタネをまきました。
すごく大きくなるので
玉ねぎの成長を邪魔しないように、コントロールすることがポイントです。
秋冬野菜の収穫がほぼ終わりにさしかかった、春の気配を感じるころ
クリムソンクローバーの赤い穂がさみしくなった畑を彩りってくれ元気をくれます。
マリーゴールド、カモミール、アニスヒソップ
訪花昆虫を呼ぶ1年草のハーブ類。
花は、ドライにしてハーブティやエディブルフラワーとして活用できるのも嬉しい。いつもはアフリカンマリーゴールドのたくましさに心強さを感じていますが
秋にまくのは、メディカルハーブとしても活用できる
『Clendula officinalis』をチョイス。アニスヒソップはミツバチの好きな花の1つ。
まとめ
完全な害虫の防除。ではなく共存するやり方にコンパニオンプランツはおすすめです。ころの庭 自然菜園でもミツバチが大好きな無農薬のお花を増やしていきたいです。
さて、秋冬野菜にどんな影響を及ぼしたか
結果報告をお楽しみに♪
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