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次の読書感想文

単行本が文庫化される時に加筆されるのが嫌だ。書き下ろしなんて加えるんじゃないよ。そういうことされると、単行本買わなくなってしまう。だって文庫版の方が完全版ってことでしょう?

正々堂々とそのまま文庫化してほしい。加筆という餌ですでにあるものを再度売り付けようとする心根が嫌いだ。というか、個人的にはもう全部最初から文庫本で出してほしい。なんなら全部同じ価格でいいから文庫版と単行本と電子版を同時に刊行してほしい。単行本は大きいから手が疲れるんだよ。開くだけで握力使うし、持ち歩きするには重い。

それはさておき、いま私はとある文庫本を買おうかどうか迷っている。もちろん単行本の文庫化だ。単行本の方を読了済で文庫化で加筆はないようだ。それはいい。好感度が上がる。

全然チェックしていなくて、うすぼんやりしていたが、

文庫版の解説が川添愛?

欲しい。

俄然、気になる。

ずるいよーずるいよー
それはずるいよー

話は変わるが、2021年私が読んで最もおもしろかった本が川添愛の『言語学バーリ・トゥード : Round1 AIは「絶対に押すなよ」を理解できるか』だった。

そもそも私は東京大学出版会のPR誌『UP』を毎号楽しみに愛読しているのだが、そこに不定期連載されているのがこのタイトルだった。言語学本史上最高におもしろく読みやすく、まさに雷に打たれたようだった。

なので、今度はこの『言語学バーリ・トゥード : Round1 AIは「絶対に押すなよ」を理解できるか』の感想文を書いてみたい。

次回から。

今回は『UP』の感想を書こう。

東京大学出版会が発行するこのPR誌は先頃通巻600号を越えた由緒ある機関誌だ。『言語学バーリ・トゥード』のあるある回でも言われていたが、主な目当ては山口晃のコミックエッセイだった。いまこうして考えると、山口晃の新作が毎月見られるなんて信じられない。どういうつもりなんだろう。畏怖。

そして私もマジでいい歳の大人になって他の連載も読むようになった。あのほらあれとか。こないだ終了してしまったけど、忍者の連載もよかった。あとあの定番の注文が多いやつ。ドードー鳥のってここだっけ?あの編集者が書くページも毎回楽しみにしている。Sさんがいい。Tさんだったっけ?

手元に現物がない状態で書きはじめてしまって、このザマだ。本当に人間はあてにならない。やはり信じられるのは文献だけだ。

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