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第40椀 おじや
初出:2017年7月11日
<お味噌汁> ひと椀がつむぐ大切なもの それは日本のたから
「お味噌汁復活委員会」は、味噌汁の大切さをあらためて発信していこうと、2014年夏にFacebookページにてスタートしました。世話人、お味噌汁復活ライター、一般読者が思い思いの味噌汁を投稿しています。
味噌汁の出汁・味噌・具材を、それぞれに深く楽しく考え広め、毎日の食卓に味噌汁をいただく習慣を復活させるべく、活動の場を広げています。
私コイタは第1期からお味噌汁復活ライターをさせていただいております。ここでは私の書いた記事をまとめて紹介しています。
テーマ: 夏のお味噌汁の工夫
第40椀 「おじや」
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夏は冷たいものばかり飲んだり食べてたりしているので、たまには熱々のおじやも良いものです。おじやがお味噌汁?とお思いの方も多いでしょう。以前、ごはんにお味噌汁をかけていただく「汁かけ飯」を紹介(2016年8月8日)させていただいたのと同じく、今回も具がごはんのお味噌汁という解釈をしていただれば幸いです。
実は最近までおじやはお味噌汁にごはんを入れて煮込んだもののことだと思っていました。雑炊は鍋のシメにごはんを入れてさっと煮たものというイメージです。しかし一般的には、煮る前にごはんを洗って煮るのが「雑炊」で、洗わずに煮るのが「おじや」という違いだそうです。
夏は残ったごはんを常温で置いておくとよくないので、冷蔵庫に入れて保存しますが、硬くなったごはんは電子レンジで温め直してもやわらくもどらなかったりします。そんなときはおじやにして煮てしまえばたいていやわらかくなりますね。
具材も冷蔵庫の残りものでじゅうぶんです。鍋に昆布水、ひやごはん、ざく切りしたニラ、豆腐を手でくずしながら入れて火にかけます。わいてきたら味噌を入れます。しばらくぐつぐつ煮込んだら、最後にたまごを溶き入れたら完成です。私は猫舌というのもありますが、少し置いてごはんが汁を吸ってふくらんだ感じが好みです。朝から汗だくでいただきます!
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「おじや」
出汁:昆布水
具材:ひやごはん、ニラ、豆腐、たまご
味噌:手前味噌(米麦混合麹)
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