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第64椀 味噌玉の即席お味噌汁

初出:2019年6月4日

<お味噌汁> ひと椀がつむぐ大切なもの それは日本のたから

「お味噌汁復活委員会」は、味噌汁の大切さをあらためて発信していこうと、2014年夏にFacebookページにてスタートしました。世話人、お味噌汁復活ライター、一般読者が思い思いの味噌汁を投稿しています。

味噌汁の出汁・味噌・具材を、それぞれに深く楽しく考え広め、毎日の食卓に味噌汁をいただく習慣を復活させるべく、活動の場を広げています。

私コイタは第1期からお味噌汁復活ライターをさせていただいております。ここでは私の書いた記事をまとめて紹介しています。

テーマ:田植えのお昼に

「味噌玉の即席お味噌汁」

6月初旬、趣味の田んぼにもち米の苗を手植えしました。昨年は二人で二日かかったのですが、今年は八人でほぼ半日で終わりました。やはり大勢でやると早いし、なにより楽しいですね~。

岐阜県の田植え時期の食べものと言えば、やはり朴葉寿司です。朴葉寿司は簡単に言うと、ちらし寿司を朴葉で包んだ食べ物で、昔から田植えや山仕事など共同作業のお昼に食べられていたそうです。朴葉の殺菌作用と酢飯で保存性も良く、また手が汚れていても食べられるという利点もあります。

今回田植えのお昼に我が家で用意した朴葉寿司は、シンプルな具材で見た目も地味な朴葉寿司ですが、絶対売ってない質素な感じをテーマに作ってみました(←言い訳)。

朴葉寿司の脇役には、お湯があればその場で出来る味噌玉の即席お味噌汁が最適です。味噌玉の作り方は、まずゴマをよくすり、そこへ味噌を加えてさらにすったものを少し大き目の飴玉くらいに丸め、削り鰹節ともみ海苔などをまぶして、ラップでキャンディー包みすれば完成です。たくさん作ったら冷凍しても良いですね。

現地で食べる時には、お椀やコップに味噌玉を入れ、お湯を加えてよくかき混ぜるだけです。2~3分待ちますと味噌と具材のうまみがお湯に溶け出て、より美味しくいただけると思います。いつも使っているお味噌でも煮ないないことで、またひと味違った美味しさを楽しめると思いますよ。

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「味噌玉の即席お味噌汁」
出汁と具:ゴマ、鰹節、海苔
味噌:手前味噌(米麦混合麹)


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