![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72321420/rectangle_large_type_2_b512f0d7fd9d59e7bb4cc232b7fb616e.jpeg?width=1200)
第61椀 シイタケとネギのバター炒めお味噌汁
初出:2019年4月7日
<お味噌汁> ひと椀がつむぐ大切なもの それは日本のたから
「お味噌汁復活委員会」は、味噌汁の大切さをあらためて発信していこうと、2014年夏にFacebookページにてスタートしました。世話人、お味噌汁復活ライター、一般読者が思い思いの味噌汁を投稿しています。
味噌汁の出汁・味噌・具材を、それぞれに深く楽しく考え広め、毎日の食卓に味噌汁をいただく習慣を復活させるべく、活動の場を広げています。
私コイタは第1期からお味噌汁復活ライターをさせていただいております。ここでは私の書いた記事をまとめて紹介しています。
テーマ:素材のことを知って食べるとより美味しい
「シイタケとネギのバター炒めお味噌汁」
昔むかしシイタケは、豊臣秀吉が天皇の行幸を仰いだときの献立に入っているほどの高級食材でした。なぜならその頃は山で自生しているものを採ってくるしかなく、マツタケよりも貴重な珍しいキノコだったからです。
江戸時代に入り、シイタケの人工栽培が始まると庶民も口にできるようになり、明治、大正、昭和と栽培技術は革新を続け、いまでは普段の食事に気軽に使える身近な食材となったんですねぇ。本当に先人のたゆまぬ努力に感謝です。
キノコというと秋のイメージが強いですが、露地で原木栽培されているシイタケは春と秋の年二回発生します。春に採れるものを春子といい、うまみをたっぷり蓄えた肉厚で美味しい今が旬の食材です。
シイタケはシンプルな食べ方でうまみと食感をストレートに楽しみたいですね。春子のプリプリ食感を生かしたいので大きめに裂きます。これをフライパンで、筒切りにしたネギ、バターと一緒に炒めます。そのまま食べられるくらいまで炒めるのがポイントです。そこへお湯と味噌を加えて一煮立ちしたら完成です。簡単に出来てしまいますので、ぜひお試しあれ!
***
「シイタケとネギのバター炒めお味噌汁」
出汁:具材から出るうまみ
具材:シイタケ、ネギ、バター
味噌:手前味噌
![](https://assets.st-note.com/img/1644961635514-at1iI4G2pw.jpg?width=1200)