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第12椀 煎り大豆精進出汁のお味噌汁

初出:2015年5月28日

<お味噌汁> ひと椀がつむぐ大切なもの それは日本のたから

「お味噌汁復活委員会」は、味噌汁の大切さをあらためて発信していこうと、2014年夏にFacebookページにてスタートしました。世話人、お味噌汁復活ライター、一般読者が思い思いの味噌汁を投稿しています。

味噌汁の出汁・味噌・具材を、それぞれに深く楽しく考え広め、毎日の食卓に味噌汁を復活させるべく、活動の場を広げています。

私コイタは第1期からお味噌汁復活ライターをさせていただいております。ここでは私の書いた記事をまとめて紹介しています。

テーマ:作ってみました!

「煎り大豆精進出汁のお味噌汁」

お味噌汁復活ライターの小板和由です。先日のライター「Takae Ono」さんの記事、『煎り大豆を使い精進出汁でいただくお味噌汁』を読んだ瞬間から、と~っても気になっていまして早速作ってみました。

精進料理では大豆や、もやしの茹で汁を出汁に使うことは知っていましたが、煎り大豆は知りませんでした。節分で食べる香ばしい煎り大豆を想像して、読んでいるうちから生唾がごくり。考えてみましたら、自分で煎り大豆を作ったことはなかったのですが、コーヒー豆を焙煎している要領で、土鍋でもって大豆を煎ってみました。焦がさないように菜箸で炒り卵を作るようにかき混ぜつつ、つまみ食いしながら加減していたのですが、煎りたての大豆があまりにもおいしいので、ついつい食べ過ぎてしまいました…。これは絶対いい出汁になると確信。

鍋に水を張って、乾椎茸1つ、昆布3センチ角くらい一枚、煎り大豆2分の1カップほどを入れて一晩浸し、朝に火にかけ沸騰する前に漉して出汁にしました。少し湯のみにとって塩を少しだけ入れて試飲してみましたが、大豆の甘みと煎った香ばしさがあいまって、味わったことのないおいしさ。

この出汁に、キャベツを入れてさらに甘みをプラス。絹ごし豆腐と手前味噌を入れ、吸い口にだしがらの煎り大豆を刻んで散らしました。これは満足の一杯!このお味噌汁をいただきながらふと思ったのですが、もしかして煎り大豆だけで出汁をとって、具材を豆腐や油揚げ、納豆にしたとしら、原料が全て大豆でできますよね~。これも今度作ってみたい!

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「煎り大豆精進出汁のお味噌汁」
出汁:昆布・乾椎茸・煎り大豆
具材:絹ごし豆腐・春キャベツ
味噌:手前味噌(米麦混合麹)
吸口:煎り大豆


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