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秋田県の銘酒 新政と焼き鳥料理のペアリング シーズン3 〜後編〜

 



はじめに


新政にフォーカスし、その全てのラインナップを一つの酒蔵のお酒で揃えての、焼き鳥とのペアリングディナーの第3弾。

再アンコール開催となった本シリーズのシーズン3の模様について、前回に続いて解説してまいりたいと思います。

今回も新政の錚々たるラインナップの中から7種のアイテムを厳選。リピーターの方もいらっしゃるということで、新たなお酒とお料理とのペアリング体験も充分に意識しました。

それでは、麻布十番「麻布とさか」にて行われたペアリングディナー後半の詳細をお伝え致します。




秋桜 コスモス


前半の目玉となったNo.6シリーズを体感した後は、colorsシリーズが続いていきます。

秋桜 コスモス × あか(内もも)+スイカ

秋の気配を僅かに感じ始めた8月の終わり。このタイミングで必ずお出ししたいと考えていたのがこの「秋桜」。

秋の入り口を予感させるそのネーミングと紅葉を思わせるそのカラー。それは夏の終わりを告げるタイミングでもあります。その色調と風味、そしてこのタイミングを考慮して、相性の良い焼き鳥に、おそらく今年最後となるであろうスイカを添えて。

「秋桜 コスモス」は、カラーシリーズのラインナップの中でも、特に人気のあるアイテム。秋田で初めて生まれた酒造用好適米である「改良信交」から造られます。

「改良信交」は昭和34年、秋田で初めて生まれた酒造用好適米。「信交190号」を親に持つため、血統的には「美山錦」と兄弟の関係にある。ところが味わいは正反対とも言え、「美山錦」が硬質な印象を与えるのに対して「改良信交」はあくまでも滑らかで伸びやかな味わい。

合わせたのは「あか(内もも)+スイカ」。希少部位である「あか」の繊細な旨味と深みのあるなめらかな味わいととてもよく合い、季節と風味、そして色調を意識して選んだスイカとも絶妙に調和します。

このコスモスの個性とあか(内もも)は、味わいの観点から非常に相性が良いと思い選びましたが、結果的に「あか(赤)」という名前とのマリアージュも完成しました。


山吹 タンジェリン


今回のペアリングディナーもいよいよ後半へと移っていきます。


山吹 タンジェリン × 鴨+早生ミカン

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